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"Title : 佐田元真己弁護士(大阪弁護士会)が大阪地検に懲戒請求された問題で、大阪弁護士会は15日、懲戒処分をしないと決定した。
"Cats : 社会・世相・時代の参考情報,弁護士
"Tags : 弁護士,証拠の目的外使用,NHK,懲戒請求,不処分,検察庁,弁護士会,日弁連,佐田元弁護士,知る権利
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毎日新聞 2014年01月16日 22時04分
刑事事件の公判で再生された取り調べ映像のDVDをNHKに提供したとして、佐田元真己弁護士(大阪弁護士会)が大阪地検に懲戒請求された問題で、大阪弁護士会は15日、懲戒処分をしないと決定した。DVD提供は違法だと指摘したものの、プライバシーに配慮するなど悪質性はないと判断した。地検はこの決定に不服があれば、日弁連に異議申し立てができる。
決定書などによると、佐田元弁護士は、傷害致死罪で起訴され、2011年7月に大阪地裁で無罪=1審で確定=となった男性の弁護を担当。公判で検察が提出した取り調べ状況の録画映像が被告の供述調書の内容と食い違っているとして、無罪の決め手になった。
判決確定後、佐田元弁護士は取り調べの可視化をテーマにしたNHKの取材に賛同し、男性の了解を得てDVDを提供。NHKは男性の姿にモザイクをかけ、昨年4月の番組などで放映した。これに対し、地検は同5月、証拠の目的外使用を禁じた刑事訴訟法違反だとして、大阪弁護士会に懲戒を請求した。
同会は「刑事訴訟法の解釈では、裁判準備以外の目的を読み取るのは無理がある」とし、DVD提供は証拠の目的外利用に当たると指摘したが、「関係者の名誉やプライバシーが害されていない。可視化議論に資する目的であり、悪質性はない」と結論付けた。
16日に記者会見した佐田元弁護士は違法判断について、「国民の知る権利に資する行為なのに、形式的にとらえるのはおかしい」と述べた。【服部陽】
引用:取り調べ映像:NHK提供の弁護士「悪質性ない」処分せず - 毎日新聞
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