基準となる注目のツイートを含む最新199件のツイート
2017-08-28 21:10から199件:最新2017-10-26 21:47という範囲(59日0時間37分)の取得
基準となる注目ツイートの位置と内容タイムラインの該当箇所に移動
家庭教育支援法案は共謀罪と同じくらい騒がれてよい天下の悪法だ。金の話が浮上したために早くも忘れられているが、森友学園の問題は、あの教育システムをあろうことか国家の代表が手放しで礼賛していた、というところに最大のおそろしさがある。 https://t.co/oixBatPlUo
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 21:55
佐野亨 Toru Sano(torusano1124)のプロフィール情報(2017年10月26日22時01分29秒頃の取得):
-----------------------------------------------------------
[name]ユーザ名称:佐野亨 Toru Sano
[screen_name]ユーザ名:torusano1124
位置情報:小石川ときどき都島
ユーザ説明:
雑文書き、編集業。『90年代アメリカ映画100』(芸術新聞社)、『心が疲れたときに観る映画』(立東舎)、文藝別冊『タモリ』『クリント・イーストウッド』『ウディ・アレン』『大林宣彦』、『ツイン・ピークス読本』(河出書房新社)等。「キネマ旬報」、「INTRO」(https://t.co/6qtNF4WrVn)等に寄稿。
ユーザのフォロワー数:3302
ユーザのフォロー数:980
ユーザがTwitterに登録した日時:2009-04-23 00:48:25 +0000
ユーザの投稿ツイート数:8280
===========================================================
注目ツイートを含むタイムライン(199件)
『ワイズ・ブラッド』! https://t.co/DkfKrjz55Z
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-26 21:47
<開高健 こういうのが出てくると、こっちは手も足も出ない/向井敏 綺羅星のごとく居並んでいらっしゃる大学の教授連に(略)これが自分の講義の極め付けであるというのを篠沢方式でやってもらたいたい(略)しかし、篠沢秀夫の半分の域に達するほどの候補者も思いつかないね>(『書斎のポトフ』)
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-26 21:32
篠沢秀夫ときいて「クイズダービー」を思い出すのはまあ仕方ないけれど、文学関係者でこの名著に言及しないひとははっきり言ってモグリです。 https://t.co/6hjx1hzsjK
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-26 21:04
TIFFで『エンドレス・ポエトリー』。あらゆるものを抱擁し、祝福するホドロフスキーの人生狂詩曲。前作『リアリティのダンス』では不十分だった父との和解、赦しがまさしくホドロフスキーの「手」によって遂行されるラストシーンで涙がとめどなくあふれる。これはなんとしても5部作完結させねば。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-26 20:12
そして、ファッツ・ドミノの訃報も。湯浅学さんの嗚咽がきこえる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 23:51
なんだか、エンケンの魂とつながっているような気がする場面だ。 https://t.co/1abRr9Ljhb
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 23:22
エンケンはつねに現在進行形の音楽家だった。だから、「懐かしのフォークソング」みたいな番組に出演しても、そこだけ完全に空気を一変させてしまうパワーをもっていた。 https://t.co/1JlwMBWgcO
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 23:13
そうした概念を普遍的、模範的なモデルケースとすることで、その規定から外れる者、到達しようにもできない状況を抱えた者は二重、三重の抑圧を被ることになる。結局、この法案は他者への想像力を著しく欠いた抑圧的思考の成れの果てというほかはなく、社会の排除をますます押し進めるものでしかない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 22:31
発達障害に関するトンデモ理論もさることながら、たとえば家族から不当な抑圧や虐待を受けている子どもをこの法案で救うことなどできはしない。というよりも、この法案はそうした複雑化する家族の現実に寄り添おうとするものではなく、ただただ「伝統的」と彼らが信奉する概念の提唱を目的としている。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 22:23
森友学園にまつわる疑惑はさておき、その教育理念は間違っていなかった、と主張する者は国会議員のなかにも大勢いる。今回の選挙で当選をはたした自民党の杉田水脈議員(元日本維新の会・日本のこころ)もその一人。 https://t.co/JkIEsfgr82
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 22:10
家庭教育支援法案は共謀罪と同じくらい騒がれてよい天下の悪法だ。金の話が浮上したために早くも忘れられているが、森友学園の問題は、あの教育システムをあろうことか国家の代表が手放しで礼賛していた、というところに最大のおそろしさがある。 https://t.co/oixBatPlUo
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 21:55
大林宣彦=スピルバーグ同一人物説 https://t.co/guMwNOwT7d
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 21:00
『アウトレイジ』の面々が一瞬で5人は吹き飛びそうなくらいマフィア然とした存在感を見せつける大林監督。 https://t.co/qayoPey4UB
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 19:33
佐々木昭一郎「さすらい」より https://t.co/yPaUi28uex
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 17:38
伊藤詩織さんの行動は、一個人の告発としても勇気あるものだが、このグロテスクな社会構造をあらためて顕在化させた点でも大きな意味をもつ。言い換えれば、この件に誠実に対応し、自己批評できるか否かという点にこそメディアの最後の良心がかかっている。が、いまのところその気配はまったくない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 08:42
伊藤詩織さん事件について日本のTVメディアはだんまりを決め込んでいるが、ワインスタイン事件など他の報道の有様をみていると、根深い抑圧構造の形成プロセスが浮かび上がってくる。個人の見解というタテマエで女性にも非があるような言説を垂れ流し、TV空間特有の同調圧力でウンウンと追認する。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 08:21
<隠れなければいけないのは私たち被害者ではありません。問題は私たちを受け入れて、そして信用する準備ができていないこの社会にあります> https://t.co/5n4hehs7Xv
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-25 08:04
ロージー『恋』。長年DVDが出なかった名作のひとつで、このVHSソフトを何度観返したことか。 https://t.co/lPCw3yzKNu
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-24 23:14
おお、待望のリリースですね。 https://t.co/tdjczR54vA
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-24 23:02
東京オリンピックは「まちこわし」の口実である。 https://t.co/QBfGIJTcP7
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-24 21:19
TCC試写室で都鳥伸也監督『OKINAWA1965』。米軍トラックによる少女轢殺事件を写真に収めた嬉野京子さんを導き役に、元海兵隊員の立場から講演活動を展開したアレン・ネルソン、反戦平和資料館の創設者・阿波根昌鴻ら基地問題と本土復帰に関わったひとびとの足跡を辿り、現在へとつなぐ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-24 17:52
あるのは、あいもかわらず「立場」の対立だけなのである。安倍内閣支持の側からすれば「メディアは安倍さんの功績を伝えていない」となり、安倍内閣不支持の側からすれば「メディアは安倍政治の横暴を的確に伝えていない」となる。どこまでも不毛。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-24 08:58
今回、TVの選挙報道を眺めていて、たしかにこれは毒にも薬にもならないな、とは感じたが、一部の方が騒ぐような「偏向報道」とはとても思えなかった。というか、視聴者を「偏向」させるほどの力はいまのTVにはない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-24 08:58
ユーミンは、撮影監督のジョーダン・クローネンウェスの自宅にホームステイし、本人の解説付きで『ブレードランナー』を観た、というものすごいエピソードの持ち主。 https://t.co/lzYHZN3OYq
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-23 19:21
大枠は決まったので、誰が当選したか細かく見ていく。自民党のなかにも無論優秀な議員はいる。共産党の池内沙織氏の落選はLGBTにまつわる諸問題を議論してゆくうえで痛手。一方、男女平等は反道徳の思想であるとのたまい、非生産的なLGBT支援など不要と主張する杉田水脈氏の当選に暗澹となる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-23 14:58
ラジオ出演終了しました。じつは今回の出演は、番組の放送作家である青井さんが熱烈な大林映画ファンであることから実現したもの。邦丸さんも鈴木純子さんもとても気さくな方でした。放送はradikoでこのあと1週間だけ聴けるそうです。… https://t.co/zr4uNR3Op0
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-23 14:47
テレ朝。村本氏の「素朴」な質問はかなり本質的な議論へと発展してゆくきっかけになることが多いので、田原氏はもうすこし辛抱強く話を聞いてほしいなあ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-23 01:09
弱者に寄り添うことが目的化されることでむしろ他者への想像力が狭まり、また違う方向での抑圧がつよめられてゆくという最悪の事例だと思う。同時に、これが「フェミニストの行動の本質」と断定されても困ってしまう。 https://t.co/NarPMRkq0L
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-22 20:09
アーシア・アルジェントがワインスタインを告発したことで逆にバッシングを受け、ドイツへ移住せざるをえない状況になったという。彼女は親日家で、少しまえにも旅行を満喫していたから、どうぞ日本へ、と言いたいところだが、現在の状況を考えると、まったく自信をもって推奨できないのがかなしい。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-22 19:30
明日23日の12時8分頃~、文化放送「くにまるジャパン極」の「本屋さんへ行こう!」というコーナーで、文藝別冊『大林宣彦』の告知をさせていただくことになりました。本来ならば大林監督ご本人がお話しされるべきところを私ごときで恐縮です。 https://t.co/kZvMwbW46X
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-22 19:06
そう、イベントスペースとしてならむしろいろいろ活用できるのではないかなあと思うのです。 https://t.co/zzjuZXiDXw
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-22 18:15
TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で第1回スピルバーグ総選挙。23時頃、大林宣彦監督のコメントも流れるとのこと。大林監督とスピルバーグの「奇縁」については、今月28日発売の文藝別冊『大林宣彦』(河出書房新社)でも語られています。 #utamaru
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 22:42
立憲民主党に投票した(する)ひとたちはTVに洗脳されたロボットだ、と放送作家でもある小説家氏がのたまう。先日もこのようなツイートを見かけたが、そういうご自身が誰よりも情報に踊らされている可能性については微塵も考えないのだろうか。 https://t.co/fp1duVWnV5
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 22:28
BSジャパンで『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』。中期以降のこのシリーズが抱え込んできたすれすれの虚構性がいびつな情念の劇として結実した問題作。ふられ男の滑稽と悲哀を描くルーティン劇としての『男はつらいよ』はじつはこの時点で破綻している。そして、さくらという存在のおそろしさ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 20:48
こういう間違った意見に対して、きちんと「それは違う」「私は賛同しない」と表明しておかないと、「パヨク(左翼)はこんな連中ばっかり」「こいつらこそ民主主義の敵だ」という論調に正当性をあたえてしまうことになりかねない。じっさいすでに有本香のようなひとに「正論」を吐かせてしまっている。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 15:18
共闘はたいせつだが、一枚岩になる必要はない。煽情的なことばのまえに細やかさが失われるのだとしたら、僕にはそのほうが由々しき事態のように思える。安倍政権には一刻も早く退陣してほしいけれど、島田雅彦氏の意見にはまったく同意しかねるし、リベラルこそこの乱暴さには異議を申し立てるべきだ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 14:27
しかし、「孤高」を長期にわたって維持してゆくのはなかなか困難なことである。まして、TVにおける笑いは基本「連帯」によって形成されているから、そのなかで孤高でありつつメジャーでいつづけるのは並大抵のことではない。さらにいえば、集団のなかの孤高はときに抑圧的な存在とも化してしまう。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 10:14
これはとても象徴的で、ウッチャンナンチャンの笑いが「連帯」によって成立しているのに対し、松本人志の笑いはどんどん「孤高」の方向に研ぎ澄まされていったのである。だからこそファンも孤高に彼を愛し、よくいえばストイック、わるくいえばナルシスティックにその世界に没入することができた。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 09:58
興味深かったのは、『遺書』『松本』に影響を受けた者のほとんどが、それを「布教」するのではなく、じぶんだけのバイブルとしてひっそり愛読していたことだ。そして、本の内容をそのままじぶんの意見として自信たっぷりにしゃべる。そんな子どもは日本全国の中学、高校にごまんといたことだろう。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 09:45
松本人志のファンのありかたを考えるとき、90年代にリアルタイムで彼の著書『遺書』『松本』を読んでいるか否か、ということはかなり大きな意味をもつと思う。当時、氏の思考やことばづかいに影響を受けた男子は僕の周りにもうんざりするほどいた。 https://t.co/FP3si8qXER
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-21 09:33
五所純子さんのおっしゃる「“まちがい”の独自性」。先日の古書ほうろうでのトークイベントの際にもでてきた話だけれど、根っからの「文筆家」にしか吐けない名言だと思った。無節操な編集者である僕は、もっとファジーになりたい、といつも願いながら、どうしてもファクトに足を縛られてしまう。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 23:28
五所さんが、なぜ、ことばに対してあれほど誠実でいられるのか。その理由の一端が垣間見えるインタビュー。 https://t.co/8hakdVISPc
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 23:21
キネマ旬報11月上旬号に、編集者の石熊勝己さんが『INTO THE BLACK LODGE ツイン・ピークス読本』の書評を書いてくださいました。その上には、同書の監修者である滝本誠さんが菊地成孔さんの本の書評を書いています。その菊地さんも大のピーカーという、このシンクロニシティ!
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 22:57
『昭和・平成お色気番組グラフィティ』は、小島正雄、大橋巨泉、藤本義一ら昭和のTV人たちの肖像、お色気番組の勃興と変遷、アダルト・ジャーナリズムとしての功績、AV文化との相克と複合など多角的に読める史料本として編んだつもり。売上、反響はあまり大きくなかったが、在庫処分は些か惜しい。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 20:06
2014年刊行の編書『昭和・平成お色気番組グラフィティ』がまもなく在庫処分となります。「11PM」「トゥナイト」「ギルガメ」など伝説のお色気番組を、朝丘雪路、石川次郎らの証言、泉麻人、藤木TDCらの寄稿で振り返る。この機会に是非。 https://t.co/SvTHLYKXVc
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 19:55
シティボーイズがMCを務めたTBSの深夜番組「夢みてカルロス」(1986年~)。構成に三木聡。寺内タケシをゲストに迎えたこの回は終始、一触即発の空気がただよい、最後に寺内がブチ切れセットのテーブルをひっくり返して終了、と思いきや…… https://t.co/7eFExwxoCR
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 16:33
こうした海外の反応をみて、産経やその言説の支持者たちは、これぞまさしく「日本人による日本の評判を落とすための活動」の結果じゃないか、と息巻くのだろう。もはや冷静に自分自身をみつめなおすこともできない愚かしさ。 https://t.co/cO8sgdzl4y
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 13:28
「麗猫伝説」もさることながら、「恋人よ われに帰れ」「私の心はパパのもの」「彼女が結婚しない理由」なども是非お願いしたい。『四月の魚』『漂流教室』あたりはいろいろクリアすべき問題が多そうだが。 https://t.co/QjDyeVypvS
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 09:02
「報道の自由度が低い」とみなされると選考した組織(国境なき記者団)を「偏向」「反日」と罵倒し、共謀罪の問題点を指摘されると「国連の総意とは関係ないところでよくわからない個人が騒いでいるだけ」と強弁する。批判に対するこの耐性のなさ(しかも政府レベルでの)は常軌を逸している。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 01:44
たしか前回の「報道の自由度ランキング」発表時には、安倍首相から「熟読していただきたい」と「公認」された読売新聞の記者が、会見を開いた国境なき記者団に「どうしてこんなにランクが低いんだ」と食ってかかっていた。 https://t.co/PMUn2rEtGl
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 01:25
「報道の自由度が低い」とみなされると選考した組織(国境なき記者団)を「偏向」「反日」と罵倒し、共謀罪の問題点を指摘されると「国連の総意とは関係ないところでよくわからない個人が騒いでいるだけ」と強弁する。批判に対するこの耐性のなさ(しかも政府レベルでの)は常軌を逸している。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 01:44
たしか前回の「報道の自由度ランキング」発表時には、安倍首相から「熟読していただきたい」と「公認」された読売新聞の記者が、会見を開いた国境なき記者団に「どうしてこんなにランクが低いんだ」と食ってかかっていた。 https://t.co/PMUn2rEtGl
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 01:25
末井昭さんが毎日発信している日付入りの「戦争絶対反対!」ツイート。一見しただけでは凡庸に思えるかもしれないが、これはとてつもなくアクチュアルな批評的行為だと思う。この日付が、ほんとうに「単なる日付」としてなんの意味ももたなくなる日の到来を願う。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 01:07
学芸大学のアピア40でイシマツ(石川浩司、ロケット・マツ)のライブ。文藝別冊『大林宣彦』にコメントをご寄稿いただく際、仲介してくれた横木さんにつれられて。音を絶対に突き放さず、いつくしむことでうまれる優しい時間。トチリさえも歌が呼び込んだ必然に思える。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-20 00:49
そのシステムが「業界の論理」として確実に幅を利かせている以上(現実に多くの場面で「表現としてのAV」が機能していない以上)、「そんな表現などあってはならない」という主張に本来相対するはずのプロフェッショナル、つまり自覚的な表現者の声が掻き消され、議論がさらに泥沼化してしまう。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-19 13:23
AV出演を強要された当事者にしてみれば、「そんな表現などありはしないし、みずから積極的にコミットしていく女性などいない」という思考がうまれてしまうのは無理からぬこと。問題はこのように「表現としての性行為」の存在すら認識しえない女性を慣例的に土俵に上げてしまう業界のシステムにある。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-19 13:22
AV出演強要問題は、最終的にはやはり「表現におけるプロフェッショナリズムとはなにか」という議論に行き着く。AVを表現としてとらえるなら、そこでおこなわれているのは単なる「性行為」の垂れ流しではなく、ある表現者の意思のもとにおこなわれる「性行為という表現」でなければならない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-19 13:19
寺田農がKUKIで監督したアダルトビデオ作品『マイ・ブルー・ヘブン』がamazon限定のオンデマンドで復刻されていた。鏡の使い方など盟友・実相寺昭雄(この作品には音楽監督として参加)とも通じる秀逸な映像演出が随所に。 https://t.co/5ajYLAIPkM
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-19 11:17
東洋大学白山キャンパスで開催中の植木等展へ。楽器やTV番組の台本、映画ポスターのほか、森繁久彌や小松政夫から贈られた楽屋暖簾、父・徹誠の書、森繁からの祝電や小林信彦直筆の手紙など、どの展示物も見ごたえある。大林宣彦、所ジョージ、小… https://t.co/RBMJQATHMU
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-18 13:32
こんなことがいちいち新聞記事になることじたい異常だ。 https://t.co/hLZqRDZh0t
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-18 09:21
ある種のひとたち(そこには首相はじめ政権の中枢にいる人物もふくまれる)が「政府への不満を口にする者」=「国賊」「売国奴」「こんなひとたち」などと本気で考えているらしいことには頭を抱える。この理屈でいえば、頭山満も福田恆存も三島由紀夫もみな「国賊」で「売国奴」になってしまうだろう。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-18 09:16
『亜人』への大林宣彦監督出演の経緯については、今月28日発売の文藝別冊『大林宣彦』(河出書房新社)に収録されている本広克行監督のコメントのなかに詳しい記述があります。よろしければご一読ください。 https://t.co/ENZ873wEeX
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-17 13:28
『ゴンドラ』が撮られた1986年は、伊藤監督と同じ日本映画学校出身の金秀吉監督がATGで『君は裸足の神を見たか』を撮った年でもある。翌年には日活ロマンポルノ最後の傑作『母娘監禁 牝』が公開。モラトリアムの後景に数多の孤独な魂がうごめいていたこの時代の映画にはふしぎな吸引力がある。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-16 22:35
下北沢トリウッドで伊藤智生(TOHJIRO)監督『ゴンドラ』を観る。30年ぶりのリバイバル上映で話題になっていた作品だが、大林宣彦監督が言うようにじつに「美しい映画」だった。上村佳子という少女のたたずまいの気高さはその出会いもふくめて奇跡的なものだろう。80年代半ばの孤独の風景。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-16 22:35
文学の話なんて政治手腕に関係ないじゃないか、という意見がいまの世論の多数を占めているように思う。でも、そんなことはない。文学に親しむことはことばに親しむことである。外交はもちろん、政治の第一の使命はことばを届けることではないか。ことばでつまずく者は、必ず、政治でもつまずく。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-15 22:37
安倍首相の外交手腕はすごい、と言うひとたちがいる。なにをもってすごいと言っているのか僕にはよくわからないのだけれど、少なくとも文化的に成熟した交流ができるひととは到底思えない。文学の話題をふられて、日本国内でしか通用しない「愛国的」な大衆小説の話をするわけにもいかないだろうし。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-15 22:27
あと、話の流れのなかでうぐっとなったのは、『心が疲れたときに観る映画』でファスビンダー作品を取り上げられなかったこと。もちろん僕は五所さんが日本でファスビンダーについて最も素晴らしい文章を書くひとの一人であることは知っているから、… https://t.co/fQuSnxvAHk
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-14 23:38
今月発売の文藝別冊『大林宣彦』は、座談会の構成で五所さんにもご参加いただいたので、昨日のトークでは互いの大林映画観についても話したのだけれど、ある意味このくだりがいちばんスリリングだったかも。座談会当日は2時間の予定が5時間半におよび、記事も計34ページというボリュームに。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-14 23:25
@geeen80 昨日はありがとうございました。よければ終了後、渡部さんもご一緒にお茶を、と思っていましたが、急なお仕事だったのですね。こんどまたゆっくりと。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-14 23:03
昨晩の五所純子さんとのトークは正直、イベントであることを半分忘れて、五所さんのことばに対するどこまでも誠実な切り返しに陶酔し、愉しんでしまった。終了後も月永さん、関口さん、横木さんをまじえ茶話。奇妙な言い方だけど、むくわれたなあと。 https://t.co/ZQbQEE0eIo
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-14 22:56
千駄木・古書ほうろうでの『心が疲れたときに観る映画』刊行記念トークイベント、明日ついに最終回です。ゲストは文筆家の五所純子さん。テーマは「どんなときも、映画は、ある。」と一見謎ですが、映画を観ることのあれこれについてお話しします。 https://t.co/VE2BezfEZg
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 22:15
PC遠隔操作事件がよい例だが、日本では捜査や起訴の過程に問題があったとしても、犯罪が立証され、事件が「解決」すると、結果オーライとして忘れ去られてしまうケースが多い(籠池氏のケースは解決すらしていないが)。このいわば「犯人さえあげられれば」という考え方は、共謀罪の論理とも通じる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 21:44
これは決定的に大問題ではないか。のちに籠池氏の詐欺罪が確定したとしても、この発言は正当化できるものではない。犯罪行為の有無とその追究プロセスの妥当性は別の問題であり、ましてやこんな不確定情報を公に流布するなど軽率ではすまされない。 https://t.co/5qwkY7kj63
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 21:23
『花筐』を試写で2回観たが(通常の映画なら「2回も」だが、大林映画の場合は「2回しか」になる)、考えるべきこと、書くべきことが幾重にも「かさなり」、どこまでも「つながり」、思索の出口がみえない。檀一雄の原作も何度も読み返しているが、さらに思考が複雑化してゆく。さてどうしたものか。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 20:59
大林宣彦は、じつはかなり誤解されつづけてきた映画作家ではないかと僕は考えている。彼の映画に否定的な印象をもつ者からも、そしてまた彼の映画を「偏愛」する者からも。今回の文藝別冊はそのことを念頭に置いて編集した。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 20:49
BS朝日のドキュメンタリーで流れたこのスピーチは是非、全篇聞いてもらいたい。「ウソからマコト」の映画、これがキーワードです。 https://t.co/KmSE2CagCJ
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 20:31
今日はこのあと19時から、BS朝日でドキュメンタリー番組が放送される。『花筐』公開前には、文藝別冊のほか、七つ森書館から対談集が刊行予定。12月には日本映画専門チャンネルで大々的な特集放映も。大林映画との同行二人はまだまだつづく。 https://t.co/gDnoyWqScH
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 18:36
入稿完了につき告知。文藝別冊『大林宣彦 「ウソからマコト」の映画』(河出書房新社)、編集しました。今月28日発売。インタビュー=尾美としのり、常盤貴子ほか 寄稿=高柳良一、のん、塚本晋也、久石譲、山中恒、赤川次郎、内藤誠、大森一樹… https://t.co/C8Gdfym3Ze
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 18:24
忙しさにかまけているうちに、ホドロフスキーの新作の試写が終わってしまった。TIFFで観るか。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 17:09
反権力の馬鹿、反権力の馬鹿、反権力の馬鹿……。何回か読み直してみたが、頭がくらくらする。この文字の並び方に。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-12 16:28
高齢者はTVの「偏向報道」で洗脳されているので安倍打倒となり、若年層はネットで情報収集しているので安倍支持になる、というツイートを読んだ。個人のバックボーンを考慮せず、皆がまっさらな状態のまま偏った情報に晒されているのだ、と無条件に考えるほうがよほど情報に踊らされていると思うが。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-11 20:19
希望をもつ、ということは、つねにその希望が裏切られて絶望に変わる可能性をはらんでいる、ということだ。それどころか、人間には、社会には、どうしたって絶望しかない、という局面だって、確実に、ある。そのことを認めることのほうが、安直に希望を抱かせるよりも、はるかに誠実ではないだろうか。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-10 12:06
希望の党のPR動画にとても「いやな感じ」がするのは、希望という漠然とした概念をあらゆる問題を解決するための特効薬のように扱っているからである。あそこでそれっぽいイメージとして提示される、子育ても高齢化も、それらふくめた家族の問題も、決して希望をもつことだけで解決するものではない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-10 11:59
<こういうインタビューって「あの人は今」的テーマになってることがほとんどなんですけど、その割に「今」をフォーカスしていただくことは少なくて><アダルトメディアが取り上げない「今」にこそ、起死回生があると肌で感じます> https://t.co/q3MpYPvxhP
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-10 09:04
個の表現を集団的情動へ昇華させてゆくアメリカン・コメディの基本形に対して、現在日本のTV空間を支配する笑いは集団的合意に個が従属するかたちで形成されてゆく。それゆえ、いわゆるKYは排斥され、場回しの一員になりえたか否かが芸人の評価となる。「忖度」は政治の世界だけの問題ではない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-09 22:40
エディ・マーフィ、リチャード・プライヤー、ジョージ・カーリン、レニー・ブルースその他(雑談的なのに、いや雑談的だからこそ)きっちり系統的、包括的に語られていて面白い。日本の笑いが笑いでなく単なる場回しになっていることへの鋭い批判も。 https://t.co/2whTMG3QTD
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-09 22:28
ヒロシ(齊藤健一)さんは、2000年代の大林宣彦作品を支えた重要なバイプレイヤーの一人でもある。善良さや繊細さをこれほど押しつけがましくなく、さらりとにじみだせる役者はなかなかいない。 https://t.co/tQDroPBces
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-09 20:17
『ポリー・マグーお前は誰だ』のジャン・ロシュフォールが大好きだ。 https://t.co/q5pxbW9sVl
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-09 19:48
憲法は必ずしも権力を縛るものではないと豪語し、あげくそれは王権が絶対的権力をもっていた時代の考え方だなどと無知を晒す首相の君臨を思えば、立憲民主主義を堅持することを政党名にうたった勢力の登場は大変ラディカルな事態のはずだが、どうもメディアからはこうした本質的な話が聞こえてこない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-09 10:47
大林宣彦とデヴィッド・リンチと石井隆と黒沢清は、おそらく互いにまったく意識していないし、ファン層もほとんどかぶっていないような気がするが、僕はかなり共通するものがあると感じる。みな、一見狂気の作家とみられがちだが、これほど正気で映画をつくっているひとたちはいない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-08 23:16
あっというまに今週の金曜日です。よろしくおねがいします。 https://t.co/VE2BezfEZg
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-08 22:52
文京区民センター向かいのレストランルミネが7月末に閉店していたことを今日、知った(近所だが、偶々このところあの一角を通る機会がなかった)。せんごくと並び、ステーキハンバーグが美味しい店。調べたところ、マスターがご病気で店を閉めざるをえなかったようだ。いつかまた再会できるといいな。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-08 22:25
キネ旬の対談でも話題に出たが、リンチ作品に時折みられる、こうした無邪気な善意の肯定がとても好きだ。悪(ブラックロッジ)があるとすれば善(ホワイトロッジ)もかならずある。 #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-07 22:02
文学のなかみについてはこれっぽちも言及せず(読んでいないから)、「日本にもたくさんのファンがいます」などと幼稚きわまるコメントしか出せない。三島賞の会見で蓮實重彦が憤っていたのはまさしくこうした非文学的感性の跋扈である。感性がないなら黙っていればよいのに、擦り寄ることだけはする。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-07 19:07
(承前)やっていくことのその中身についてははなはだ疑問視している。英語ができることがすなわち、国際人になったしるしだとばかりに、自足の笑顔をかおにくっつけてしゃべったりしている人をみたり“都政”に生かすとまでいわれたりすると、バカじゃないかと思ってしまう>(『世間入門』)
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-07 18:52
(承前)日本人なら、誰でも知っていると思ったのか、ともかくその、ききなれない名前が出た。さあ、大変。何だい、その人? ということになって大あわて。こういうところでつまずく><ぼくは日本人が、“国際化”を思いつく、その意識については何の文句もないが、思いついたあと(続く)
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-07 18:51
カズオ・イシグロのものなど一行も読んだことがないようなひとが能天気に礼賛する日本文化とはなんなのだろう。荒川洋治のエッセイから引く。<おとなりの国の大統領がたずねてきて、/あなたさまの国の/雨森芳洲さまは……/とかなんとか、どこかの公式の場所で、日本人の名をあげたそうだ。(続く)
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-07 18:51
もう、どこから突っ込んだらよいのやら…… https://t.co/0OgV5hhe2w
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-07 18:29
被害者遺族をいかに救済支援していくかという議論と、死刑の執行方法に関する議論をごっちゃにしているのもおかしいし(現在の裁判制度に大きな欠陥があるという点は同意するが)、そもそも死刑にはひとつのケースしかないという認識が浅薄にすぎる。 https://t.co/ZpYUXOoL6U
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-07 08:04
自分の名前を平気で政策名に入れ込む神経はまったく理解不能。レーガノミクスはレーガンの経済政策を論じやすくするためにつけられた他称であり、本人とすれば総称され要約されることで起こりうる単純化、形骸化は最も避けたいもののはず。個々の政策論議を深めたいのならまずその自称をやめればいい。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-06 13:37
「予兆 散歩する侵略者」の東出昌大は素晴らしい。髪、眉、瞳が印象づけるように彼はもともと存在じたいが黒に覆われているため、あの美しい『GONINサーガ』のなかではむしろ周囲の黒に埋もれていた感があったが、ここでは白衣を纏っていてもなおその黒が鮮烈。黒沢清はあらたな体現者を得た。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-05 22:49
ただ、明確にいえることは、被写体との共闘を立脚点とした小川紳介とは異なり、『神軍』の原一男は、奥崎の行動原理に理解を示しつつも、同時に山田吉太郎の生活者としての誠実さに共鳴し、さいごまで(いまだに)その両者の間を往還しつづけているということだ。ここにもやはり時代が横たわっている。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-05 00:12
奥崎の暴力を肯定すること、思想に共鳴すること、ただ存在を承認すること。これらはそれぞれ異なるレベルの話だが、受け手のなかで時にそれが混同され、またひとつでも否定要素があると「結局……」という侮蔑的冷笑につながってしまう傾向はあると思う。その喚起力こそ『神軍』の本領ともいえるが。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-05 00:04
@tatsurokashi 嘲笑でない笑いというのもある、というのはわかります。でもさいきんのネット上の感想などを読むと、「結局、奥崎ってただの頭のおかしいおっさんでしょ」と吐き捨てるように言うひとが多く、うーんと考え込んでしまう… https://t.co/q2YN1FgFs9
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 23:47
そして、お嬢さんが寺尾紗穂さん。 https://t.co/OwsAyOfvZZ
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 23:10
そして、さらにその翌年、昭和天皇が崩御する。つまり、『神軍』とは、そういう端境期に放たれた、当時にしてもぎりぎり「間に合わなかった」時代への弾丸であり、その「間に合わなかった」ことを嘲笑する世代(とあえて書くが)への違和感が原監督のなかにはずっとくすぶっている。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 22:55
『神軍』が封切られたとき、すでに暴力革命などははるか遠い記憶であり、観客の多くが奥崎謙三を狂騒的なパフォーマーと受け取ったのも無理からぬことであったろう。アングラ映画の最大の擁護者だった佐藤重臣はこの映画と翌年の『追悼のざわめき』を日本のインデペンデントの誇りと評しこの世を去る。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 22:47
『ゆきゆきて、神軍』をいまの観客が観る際、この映画が1987年に公開された(撮影は82年から83年にかけておこなわれている)という事実を「体感的」に知らないことは重大な「欠落」だと思う。なんと『神軍』は、あのホイチョイの『私をスキーに連れてって』と同じ年に封切られているのだ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 22:36
なんだかよくわからないひとにRTで嘲笑されたので付け加えておくが、原監督は件の本のなかで奥崎の暴力行為をパフォーマンスとして笑って観てしまう観客の感性を訝しんでいる。現在でもこの映画を上映すると必ず途中で笑う観客がいるのだが、その笑いの内実はおそらく公開時と現在では微妙に違う。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 22:25
ある世代(時代)の切迫感(原監督のいう「真剣さ」)を、パフォーマンスでも狂気でもないものとして受け止めること。すぐれてジャーナリスティックな視点をもった映画作家の近作を観ると、いずれもそこへ立ち戻ろうとしているように思える。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 21:23
件の本のなかで原一男監督は奥崎謙三の暴力も辞さぬ追及をパフォーマンスと受け取ってしまう世代への違和感を表明している(いわばそのパフォーマー性のみを拡大したのが『神様の愛い奴』だった)。さらに時代は進み、現在では奥崎の行動は単なる狂気の沙汰と受け取られるようになってしまった。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 21:09
仕事が一段落して、ニコニコ生放送の『ゆきゆきて、神軍』原一男監督生コメンタリー付き配信を観ている。裏話は『ドキュメント ゆきゆきて、神軍』にまとめられているし、映画学校の原ゼミにいた頃にも監督から直接聞いたことがあるが、こういう形で流してくれるとひじょうにわかりやすい。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-04 20:25
北野映画はパンフレットについても作品ごとに明確なカラー(方向性)を求める傾向があり、僕らの前には川勝正幸さんも担当されていた時期がある。いま読むと貴重なのは『ソナチネ』で、蓮實重彦、横尾忠則、滝本誠という面々にまじって、石井隆が寄稿している(『GONIN』公開はこの2年後)。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-01 22:32
『映画監督、北野武。』(フィルムアート社)はなかなか力の入った面子。僕らが『アウトレイジ』のパンフレットを編集した際には大場正明さん、高橋源一郎さん、新井英樹さんのお三方に評をご寄稿いただいた。いずれも現在のところどこにも再録されていないはずなので、古書店などで見かけたら是非。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-10-01 22:20
リンチは『イレイザーヘッド』の頃から素晴らしく純度の高いコメディセンスの持ち主だったが、メディアの多様化により作劇の幅が広がったいまこそ、その笑才を最大限発揮できることが証明された。ジャック・タチの『プレイタイム』をTVシリーズでリメイクしたりしないかな。 #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-30 21:48
ハリー・ディーン・スタントンの歌声が…… #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-30 21:07
同性愛者を「嗤う」という文化を「時代が違った」ということばですませてしまうところに、そもそもの誤解がある。だいいちこの理屈でいえば、日本はいまでもまったく「時代が違って」いない。カタコトの外国人、なども平気で嘲笑の対象にしているし。 https://t.co/gAUnCNs70v
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-30 08:29
いまはやはり真っ先にここが…… #映画で印象に残っている階段 https://t.co/NFnrdqJuUs
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-26 22:12
ついにきましたね、このときが。<若き町山智浩、中原昌也、菊地成孔らに啓示を与え、既存の評論家たちを怒り呆れさせ、芸術家たちを驚かせた(略)完全無欠の〈圏外評論〉が21世紀増補究極版(アルティメット・エディション)として再起動> https://t.co/ygPnwxXxsk
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-26 15:10
つまり、ことばの問題としてとらえるなら、僕らがふだんこのひとたちの「ことば」と思ってきいていることばの多くはただの用意された問答集の棒読みで、個人の知に裏打ちされた「ことば」ではないのだ。そして、じっさいに個のことばとして発せられるのは「こんなひと」だったり「射殺」だったりする。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-25 13:30
この会見のより本質的な問題点はこちらの解説を参照。要するに、事前通達されていた質問に対してはカンペをもとに無難な答弁をしたが、ロイターとNPRが事前通達なしにした質問(難民問題について)に対してはしどろもどろとなり理解の浅さが露呈。 https://t.co/tbUR2UYzrs
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-25 13:11
あ、これだ。移民と難民を混同して頓珍漢な答弁をする安倍首相。 https://t.co/FSArJ4KLZA
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-25 13:00
思い起こしてみれば、安倍首相はいつぞやの国連サミットで移民と難民の違いも理解できていない珍答弁を繰り出し笑い者になっていたわけで、彼らのことばに対する意識は一事が万事このレベルなのである。問題は、彼らのことばが政治のことば、すなわち現実を動かしてゆくことばであることだ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-25 00:16
「北朝鮮破壊」に「難民射殺」……いまこそ正気のことばに耳をかたむけ、それを受け止めた一人ひとりが発信しなければならない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-23 23:54
5時間近くにおよぶ座談会収録。みんなおしりがいたくなったが、頭とことばはどこまでも明晰。まさしく正気のことばがそこにある。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-23 22:53
千駄木の古書ほうろうで月1回開催している『心が疲れたときに観る映画』刊行記念トークイベント。来月13日(金)で最終回となります。ゲストは文筆家の五所純子さん。テーマ(?)は「どんなときも、映画は、ある。」です。是非ご予約を。 https://t.co/VE2BezfEZg
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-22 21:08
インタビューのおこしに疲れてTVをつけると山尾議員が地元で釈明をするというニュースに沸き立つ(ふりをしている)声。ばかみたいで、消す。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-22 14:44
こんなにみんな書きたい放題書いているのに、ツイッターのことばからは、ぜんぜん、生活がみえてこない。生活のないことばはよりどころがなくて不気味。つまり、ただ生活しているだけでは生活のあることばは紡げない。それは文芸の領域。生活、だけど、文芸。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-22 13:45
荻原魚雷さん。昨日ツイートした戸部田誠さんもそうだけど、生活のあることばっていいなあ、と思う。 https://t.co/bw3K7Jd4hn
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-22 13:38
戸部田誠(てれびのスキマ)さん、『昭和・平成お色気番組グラフィティ』(河出書房新社)に「テレビドラマのお色気描写」というテーマで素晴らしい文章をご寄稿いただいたけれど、あらためて素敵な方だなあ、と。また一緒に仕事したいです。 https://t.co/N7exaY9Nx7
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-21 19:02
今日発売のキネマ旬報10月上旬号で、滝本誠さんと森下くるみさんによるデイヴィッド・リンチ対談の構成を担当しています。森下さんのカルト映画原体験、要町=カルトの聖地という新事実、滝本さんのリンチとは心中しない発言、などなど。是非。 https://t.co/KfRcrRb5q9
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-20 16:24
ニュアンスにもよるけれど、「死ね」という直接的なことばより「精神病んでそうですね」などということばを吐くほうがよほど残酷で差別的だと思うがなあ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-20 08:47
ヘイトに反対する素振りをみせながら、その実、ヘイト発言の「正当性」をそれっぽい論理(しかし実際には論理になっていない、ただのことばあそび)をひねりだして立証しようとする、こういう論者がいちばん「狡猾」で「打算」的である。 https://t.co/AwWrIClUem
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-19 09:58
おぞましい。 https://t.co/YXE5JlLemx
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-18 00:57
新文芸坐の大林宣彦監督特集上映は今日が最終日。大林監督が追求してきた「映画によるジャーナリズム」(「ジャーナリズムによる映画」ではない)のひとつの到達点というべき『野のなななのか』は、間違いなく最新作『花筐』を40年の時を経て実現させるための布石ともなった。未見の方は是非。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-17 08:45
昨夜のトークイベントにご来場くださった皆様、ありがとうございました。東良さんのロジカルなお話しぶりに、僕も鈍い頭をフル回転させて臨みました。佐藤忠男先生の『イージー・ライダー』論、『天使のはらわた』『竜二』が描いた時代……などなど。 https://t.co/QOSqrCHpHT
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-16 14:14
ハリー・ディーン・スタントンの歌の表現力はものすごい。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-16 09:15
https://t.co/NINmbn0itD
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-16 09:12
https://t.co/neZqlLEugl
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-16 09:10
https://t.co/H8jNp7cg6t
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-16 09:08
千駄木の古書ほうろうで開催中の『心が疲れたときに観る映画』刊行記念トークイベント、いよいよ明日第3回です。作家・AVライターの東良美季さんを迎え、「道に迷ったときに」というテーマでお話しします。予約なしでの観覧も可能ですので是非。 https://t.co/LTQct5KoWY
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-14 21:40
そして、パパスといえば、長くカタログモデルを務めた三國連太郎が思い起こされる。 https://t.co/7n6jGBRWog
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-13 22:13
荒井さんは、僕が見るかぎり、たいていパパスの服を着ている。ちなみに、ビギグループ設立者夫人の大楠道代と縁の深い(映画の衣裳協力も)阪本順治もパパスを愛用している。 https://t.co/zxpvRy3Mf7
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-13 22:07
ややや、『闇への憧れ』が復刊とな。実相寺昭雄の思索の原型がすべて詰まった一冊で、古書価も高騰しており入手困難になっていただけにこれは嬉しい。 https://t.co/Egte4iWOa0
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-13 21:52
『日本映画は信頼できるか』。これもまたきわめてアクチュアルで、ラディカルな映画論(映画論論でもある)だ。佐藤忠男の日本映画史観を再評価しつつ(まず、ここでオッとなる)、その限界を指弾する。小津評価に疑問を呈する。そして「あえて『シン・ゴジラ』を語る」の評言には大いに膝を打った。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-12 21:08
取材ついでに書店回遊。現代詩手帖9月号。荒川洋治さんと福間健二さんの対談がアクチュアルでぐいぐい読ませる。ユリイカの蓮實重彦特集もやはり面白い(どれも読みごたえあるが、「個人的」には山本均氏の文章が光っていると感じた)。そして遅ればせながら四方田犬彦『日本映画は信頼できるか』。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-12 20:59
ほんとうに久しぶりに大量のインタビュー取材をひとりでこなしている。物理的には余裕がないものの、精神的にはとても充実。この本を一日も早く届けたい。そのために、いまはじっくりやる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-11 21:52
東良さんとの映画話、楽しみです。「映画について書くということ」の話題だけで下手をすると2時間つかいきってしまうため、時間配分に気をつけなくちゃ。今週金曜日、千駄木の古書ほうろうにて。よろしくおねがいします。 https://t.co/eMOcwiMuRh
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-11 21:39
これは僕も感じることですが、RTされてきたツイートの文脈を知るために前後のツイートを確認したり相手のページをわざわざ開いたり、という手間なんかかけるつもりはさらさらない、ということなのでしょう。「読む」ことにかんする断絶を感じます。 https://t.co/eZUMlIfMrt
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-11 13:35
一時期、名だたる企業を取材していて、どうしてこうも空疎な(つまり、なにかを言っているようでじっさいにはなにも言っていない)ことばをつかうのだろう、と疑問に感じることがたびたびあった。「社会のニーズを見据えて~」「未来志向の~」「○○型コミュニケーション」……うんざり。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-10 23:57
安倍首相「学術研究を深めるのではなく、もっと社会のニーズを見据えた、もっと実践的な、職業教育を行う」。一方、荒川洋治は書く。「文学は実学である」と。「社会のニーズ」などという低劣なことばを平然と吐くひとには逆立ちしても理解できまい。 https://t.co/jamEcKkfuD
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-10 23:45
それにしても、リンチのすごいところは、いまならVFXでいかにもそれらしく仕立ててしまいそうな細部を、あいかわらずシェリル・リーの肖像写真や、私服のまま出演したフランク・シルヴァのイメージを活かして、しれっとやってのけてしまうことだ。堂々たるチープ。 #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-09 21:46
第三の爆弾。動くエドワード・ホッパー。 #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-09 21:24
第二の爆弾。ペンデレツキにのせてのトリニティ。 #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-09 21:19
第一の爆弾はナイン・インチ・ネイルズの復活! #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-09 21:15
アメリカでは「ツイン・ピークス」シーズン3の放映がついに先日終了したが、WOWOWでの日本放映はこれからが本番。今日は第8話。町山智浩さんが「ものすごいことをやってますよ!」と語り、滝本誠さんが「地獄の底を踏み抜いての天国のような快楽域」と書いた問題の回。 #TwinPeaks
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-09 21:07
こちら、開催まで1週間を切りました。東良美季さんをお迎えして、日活ロマンポルノ、70年代ニューシネマ、心に残る青春映画の数々……いろいろ話したいと思います。是非ご予約を。 https://t.co/LTQct5KoWY
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-09 07:39
発言しろ、と迫っていたひとたちは、相手がじっくり考えてことばを発しはじめた頃にはとっくにその話題への興味を失っているのである。どんどん流れてなにも残らない。はやくてかるいことばのほうが、時間をかけてみがかれたことばより、力をもつ時代なのだ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-08 22:53
これはもうずっとまえから感じていることだが、最近ますますその傾向に拍車がかかっているなと思うのは、ある問題の非当事者に対して、おまえはこれについて発言しないのか、と即座に迫るひとが多いことである。じっくり考えることもゆるしてもらえない社会。いつなにを言うかくらいじぶんで決めたい。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-08 22:47
新文芸坐の大林監督特集。明日の『ねらわれた学園』『時をかける少女』、明後日の『ふたり』『あした』、さらに来週の『転校生』『さびしんぼう』と、このあたりを土日にもってくる編成はニクイ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-08 21:45
@akaifusen これ、実は僕も企画提案していたんです。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-08 19:44
「プリンセスチュチュ」がブルーレイ化。セーラームーンコンビ(伊藤郁子原案、佐藤順一総監督)による2000年代前半のTVアニメ。脚本には横手美智子や小中千昭が参加。明確な美意識が全体に貫かれ、屈指のダークメルヘンに仕上がった大傑作。 https://t.co/RaGUaGgpBn
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-08 08:18
マツコ徘徊。河出1階のこの喫茶店のカレーはときどき食べたくなる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-08 00:23
『理由』は石上三登志が出演した最後の大林映画でもあった。雀荘のシーンでは柳下毅一郎さんの姿もばっちり確認できる。寺島咲、多部未華子らの初々しさ(アニメファンは花澤香菜の登場シーンにも注目)もさることながら、なによりアップになったときの南田洋子の素顔の美しさに見惚れる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-07 23:59
『理由』は新宿武蔵野館での公開時に10回以上足を運んだのを憶えている。この作品から、大林映画がまた新たな次元に突入した(いま思えば、2000年代以降の大林流ジャーナリズム映画への転換点)という、とてつもない衝撃と感動があったのだ。 https://t.co/YlFE8Z5wM2
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-07 23:46
「恋人よ われに帰れ」。前の席に座っていた初老の男性は終映後、「うーん、考えさせられたなあ」とつぶやきながら出ていった。「考えさせられた」は映画の感想としては凡庸といわれるが、しかし観た直後に思わずそう口に出させてしまう作品の強度というのは驚くべきものがある。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-07 19:21
「恋人よ われに帰れ」。大林宣彦監督と早坂暁はともに瀬戸内海をルーツにもつが、共作はこれだけだろうか。被爆者とヒバクシャの関係をテーマにした作品としてはきわめて重要な一作だと思う。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-07 19:18
新文芸坐で「麗猫伝説」「恋人よ われに帰れ」。入江若葉さんが急きょ舞台挨拶に登壇し感涙。客席にいた大林監督とのやりとりも。「恋人よ〜」は初見だったが、戦争をテーマにした大林作品のなかでも珠玉の一本(脚本は早坂暁)。『花筐』同様、い… https://t.co/NkF30IRjsO
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-07 19:04
国家の役に立たない者、社会に帰属できない者、集団の輪を乱す者に対してはいくらでも罵詈雑言を投げつけてかまわないし、差別されて当然だし、なんなら暴力をふるってもよいという風潮に大勢が賛同の意を示すさまを目の当たりにすると、それがすべてではないとわかっていてもおそろしくて震えてくる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-07 12:54
このあと0時より、ETVで大林宣彦監督のドキュメンタリー番組を再放送。先日観逃した方は是非。 https://t.co/a2wWbZ5seQ
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-06 23:48
最高ですね。 https://t.co/SQpCBurNTs
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-06 23:45
@FBI_FBI_FBI_ ご期待に沿えず申し訳ありません。また機会があれば、よろしくおねがいいたします。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-06 11:28
『日本殉情伝 おかしなふたり』は当初の予定よりはるかに縮小した規模で製作され、1986年に完成したものの、公開は『野ゆき山ゆき海べゆき』『漂流教室』を挟んだ88年まで見送られた。音楽はメジャーデビュー前のKANが担当(このあと尾道大連友港都市博の映像音楽も手がけている)。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-05 21:55
『日本殉情伝 おかしなふたり』について。「あの映画は、〈大林映画〉のひとつの本質をついているんじゃないでしょうか。(略)要するに、今の興業形態の中では作ってはいけない映画、呪われた映画なんですよ、きっと」(『A MOVIE・大林宣彦』1986年・芳賀書店)
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-05 21:48
この2本は忘れられがちだが、大林監督のフィルモグラフィのなかでも重要な位置を占める。「呪われたフィルム」とも形容される『おかしなふたり』はエッセイ映画、『北京的西瓜』は「観るジャーナリズム」と21世紀以降の大林作品に「先がけて」いる。https://t.co/kNfftSTqpg
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-05 21:38
「ドキュメンタリーと人権」はやはりきちんと総括しておくべきテーマだ。今村昌平は遠くなりにけり、などと言って済ませられる時代ではもはやない。そのような「作り手幻想」が厭で厭でしようがなかった元ドキュメンタリー専攻生としても、そう思う。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-05 19:21
ロベール・アンリコといえば『冒険者たち』だが、僕は『ラムの大通り』と『追想』を推す。 https://t.co/KHVHHJOZMG
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-05 08:50
それが教育であろうと、罰則であろうと、感情的行為であろうと、いちど暴力という手段を行使された者のなかには、体感として暴力が宿る。これはもう取り返しがきかない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-04 09:08
僕が記憶するかぎり、CMタレントという主体と俳優という主体を自身のなかで同一化させ、原発の推進CMに出演したことについて、一個人としてはっきり意見を表明したのは佐野史郎氏だけである。 https://t.co/EcTBhuaXuV
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-03 15:22
こういう牧歌的な日本のCM観、広告観が最もよく顕れているのが、かつては頻繁に流れていた原発の推進CMである。これに出演した錚々たる俳優・タレントの名前を挙げていったらキリがないが、問題は日本の場合、そこでの「仕事」ぶりと俳優・タレントとしての「仕事」が切り離されていることである。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-03 15:16
ただし、この背景には、TVやラジオのCMに対する国民的な意識の違いがある。現在は事情が変わってきたようだが、かつてハリウッドスターが特定の企業のCMに出ると、それだけで本国での評判が下がった。しかし、日本の場合、むしろ多数のCM出演をかかえることは俳優にとってもステイタスである。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-03 15:08
芸人にかぎらず、ニュース番組の司会を人気タレントに担わせることが問題だと思うのは、たとえばその日とりあげる話題とつながりのある企業がスポンサーについていて、さらには当の司会者がその企業のCMに起用されていたりするため、報道の公平・公正性が担保できなくなる危険性が高いからである。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-03 14:59
リツイートしている方々が、これを機に水族館劇場に関心をもってくれることを期待する。 https://t.co/99biUVEAaZ
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-03 14:45
新文芸坐、12時半ごろ劇場へ行ったら、上映後に秋吉久美子さんのトークがある「可愛い悪魔」12時55分~の回はすでに満員で、立ち見も出ているという。15時45分~の『異人たちとの夏』以降はまだ入れる可能性あり(「可愛い悪魔」は17時55分~の回も)。この2本立てはなかなか貴重だ。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-03 14:39
昨日のETVを観て、あらためて大林宣彦監督への興味を深めた方は、ちょうど今日から池袋の新文芸坐で特集上映が始まるため、足を運んでほしい。特に今日の「可愛い悪魔」や7日の「麗猫伝説」「恋人よ われに帰れ」といったTV作品の上映は稀少。 https://t.co/WwRzqrZsry
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-03 09:51
高須院長が9月から読売テレビ「そこまで言って委員会NP」のレギュラーになるという。関東圏の方はピンとこないかもしれないが、やしきたかじんの名前を冠して始まったこの番組が関西ニュース・バラエティの方向性のみならず、橋下市(府)政と安倍政権の躍進を後押しした事実は決して軽視できない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-02 22:57
ETVで山本直樹と柄本佑の対談。ふと思い出して『美少女漫画大百科』(1991年・辰巳出版)のページを繰ると、森山塔改め塔山森のインタビューが掲載されている。「M事件をどう思うか?」という質問にも率直に回答。 https://t.co/PN6f2jjNYe
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-02 22:39
このかんのオーディエンスの反応をみていてとても居心地がわるいのは、要するにこういうことなのである。あの動画の撮影者はじめ加賀氏を応援しているつもりのひとたちは、彼の行動の背後にある論理を慎重に読解し咀嚼してから発言しないと、むしろ加賀氏の主張を矮小化してしまうことになりかねない。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-02 00:23
(承前)むしろ加賀氏の論理をまったく理解しておらず、ご本人も白状されているとおり、加賀氏が糾弾しているところの悪しき「面白主義」のほうに真っ先に加担してしまっているように思われる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-02 00:10
「フルチンになって語るのがお客さんへの最低限のマナーなのだろうと考えた次第で、もしそれを不愉快に感じる人がいるのだとしたら、それは単純に観る映画を間違えたということなのだろう」という解釈はみごとな論理的一貫性にもとづくものだが、この言に倣えばあの様子を撮影し拡散した人物は(続く)
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-02 00:09
この問題とも無関係ではない。 https://t.co/VZkfDdcU1X
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-01 23:58
いったん「共犯関係」に陥ってしまった人間のことばに正当性を付与することがこれほどまでむつかしいということじたい、やはり問題なのではないか。 https://t.co/pdLOEt3twS
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-01 23:56
<なにより不本意なのは、自分が被害者であるということよりも「加害者」でもあるということです。ぼくは「映画をつくる側」の人間だし、自分がそういった同調圧力の形成に加担しているのだとすると、ぼくにはそれがどうしても耐えられないのです> https://t.co/MpfRGbh7TC
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-01 23:50
明日23時~ETVで放送されるこの番組は一人でも多くのひとに観てほしい。いや、観るべき。 https://t.co/NgqcVYQ8ts
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-01 22:58
『コマンドー』と『バタリアン』は地方では2本立て興行だった。 https://t.co/jxj7mgBM20
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-01 20:57
「○○が××で炎上? 出身は○○で妻は××?」みたいなページがよく検索でヒットするのだが(ページを開いて読んだことはない)、おそらくそこには独自性のかけらもないし、それどころかそのあおりの内容がひどく差別的でやるせなくなる。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-09-01 15:45
今日、というか昨日(29日)のTBSラジオ「たまむすび」で、町山智浩さんが『ツイン・ピークス読本』を紹介し、プレゼントの告知をしてくださいました。本書では町山さんが、シーズン3がいかに革新的なドラマであるか、詳しく解説しています。 https://t.co/FEijdci8um
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-08-30 01:08
しばらく行けていなかったが、西からのつよい引力を感じる。 https://t.co/Ro4i3eoZDu
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-08-28 21:42
映す側と映される側は互いに「共犯者」だという。たしかに作品を主体に考えればそうだろうけれど、あらゆる予測不能な事柄についても自動的に共犯関係を強いられるとすれば、それは創作の過程にいっさいの「弱さ」を認めないことになってしまう。弱さのなかからしかうまれない表現もあるはずなのに。
— 佐野亨 Toru Sano(torusano1124)2017-08-28 21:10
0 件のコメント:
コメントを投稿