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> 刑事弁護士は憎まれる。それを学んだのも東京地検のその法廷でのことだ。最終弁論のあった日、公判が終わる頃、傍聴席にいた被害者遺族が激昂し、涙ながらに高野先生を糾弾した。遺族の方の気持ちを思えば当然の反応だったと思う。それでも被告人の側に立って闘うのが刑事弁護士なのだと。
刑事弁護士は憎まれる。それを学んだのも東京地検のその法廷でのことだ。最終弁論のあった日、公判が終わる頃、傍聴席にいた被害者遺族が激昂し、涙ながらに高野先生を糾弾した。遺族の方の気持ちを思えば当然の反応だったと思う。それでも被告人の側に立って闘うのが刑事弁護士なのだと。
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弁護士小説『漂白』（satomiran2）のプロフィール情報（2020年02月14日19時23分12秒頃の取得）：
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[name]ユーザ名称：弁護士小説『漂白』
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ユーザ説明：
小学館のサイト「小説丸」にて現在連載中の、冤罪と闘う刑事弁護士を主人公とする『漂白』ＰＲアカウントです。中の人は作者本人です。 小説丸『漂白』目次→https://t.co/bbtIWi9ONk ｎｏｔｅ→https://t.co/OQTWobMNKi
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注目ツイートを含むタイムライン（199件）
{% tweet 1228151105705480192 %}
> 里見ランチ https://t.co/XQMCN2FeZy
里見ランチ https://t.co/XQMCN2FeZy
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-14 11:56{% tweet 1227807493184638976 %}
> Netflixから「『運び屋』を最後まで観よう」っていうメールが来た。宿題やらせようとするお母さんだ。
Netflixから「『運び屋』を最後まで観よう」っていうメールが来た。宿題やらせようとするお母さんだ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 13:11{% tweet 1227785896310665216 %}
> 里見ランチ https://t.co/ivskmxOeAQ
里見ランチ https://t.co/ivskmxOeAQ
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 11:45{% tweet 1227756456348286977 %}
> 一昨年、取材していた弁護士さんから担当する公判の傍聴にお誘いいただいたが行けなかった。当時俺は金に困って立ち食い蕎麦屋でバイトしてシフトが入っていたからだ。社会性ぶっ壊れマンなので、まだ作家の看板下ろさずにいられるのは『漂白』を担当してくださるお二人の編集者さんのおかげである。
一昨年、取材していた弁護士さんから担当する公判の傍聴にお誘いいただいたが行けなかった。当時俺は金に困って立ち食い蕎麦屋でバイトしてシフトが入っていたからだ。社会性ぶっ壊れマンなので、まだ作家の看板下ろさずにいられるのは『漂白』を担当してくださるお二人の編集者さんのおかげである。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 09:48{% tweet 1227754135941861376 %}
> 辛い。作家も自分の本が売れなかったとき、俺がショボい作家なばっかりに編集者さんにもイモ引かせちゃって申し訳ないってなるんよね。でもぶっちゃけ、作家としては本を出してもらえるだけでありがたいと思えるご時世ですよ。売れ線狙いでなければ… https://t.co/9srAHzjaMc
辛い。作家も自分の本が売れなかったとき、俺がショボい作家なばっかりに編集者さんにもイモ引かせちゃって申し訳ないってなるんよね。でもぶっちゃけ、作家としては本を出してもらえるだけでありがたいと思えるご時世ですよ。売れ線狙いでなければ… https://t.co/9srAHzjaMc
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 09:39{% tweet 1227643598465712128 %}
> ニューハンプシャー https://t.co/PhUh3d1SKq
ニューハンプシャー https://t.co/PhUh3d1SKq
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 02:20{% tweet 1227637576581799937 %}
> 昭和人なので、『SPEC』で田中哲弥さんが「ラミパスラミパスルルルルル」を言いながらレモンを皮ごと食いちぎるシーンはわけのわからん爆笑がありました。
昭和人なので、『SPEC』で田中哲弥さんが「ラミパスラミパスルルルルル」を言いながらレモンを皮ごと食いちぎるシーンはわけのわからん爆笑がありました。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 01:56{% tweet 1227636891597471744 %}
> いやおまじないは知ってたんですけど、由来は。
いやおまじないは知ってたんですけど、由来は。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 01:53{% tweet 1227636236312924163 %}
> 知らなかった。
知らなかった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 01:51{% tweet 1227636109460430848 %}
> 昭和こそこそ話 ラミパスラミパスルルルルルのラミパスは「スーパーミラー」の逆読み
昭和こそこそ話 ラミパスラミパスルルルルルのラミパスは「スーパーミラー」の逆読み
— とりとく（tkbei）2020-02-13 01:40{% tweet 1227635706769526784 %}
> いくらなんでもそらねーだろと思ったのが回答だった件 https://t.co/xHtXnGrySv
いくらなんでもそらねーだろと思ったのが回答だった件 https://t.co/xHtXnGrySv
— 蛇の目なんぷら。@J1ですよ！（ML50nampla）2020-02-13 01:37{% tweet 1227635696468295680 %}
> 卵白卵白グルグルグー https://t.co/B9bCCi3Gi3
卵白卵白グルグルグー https://t.co/B9bCCi3Gi3
— 傀儡（141r2）2020-02-13 01:35{% tweet 1227624160546844672 %}
> が、冗長だったので――編集者さんにご指摘いただき、自分でも納得した――最終的には削った。もしこうした話に興味があるなら、ぜひ原典に当たっていただきたい。
が、冗長だったので――編集者さんにご指摘いただき、自分でも納得した――最終的には削った。もしこうした話に興味があるなら、ぜひ原典に当たっていただきたい。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 01:03{% tweet 1227623731968630784 %}
> 反対に、留置官に気に入られていない被留置人は枚数が極端に少なかったりするというのだ。できれば実生活で役に立つ機会がないことを願うが、小説的には実に「美味しい」ディティールだ。私はこれを『漂白』の留置場描写に取り入れて留置官にハラスメントを受ける無実の主人公の場面を第一稿で描いた。
反対に、留置官に気に入られていない被留置人は枚数が極端に少なかったりするというのだ。できれば実生活で役に立つ機会がないことを願うが、小説的には実に「美味しい」ディティールだ。私はこれを『漂白』の留置場描写に取り入れて留置官にハラスメントを受ける無実の主人公の場面を第一稿で描いた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 01:01{% tweet 1227622987337097219 %}
> だけのローカルな呼び名という可能性もあったので使わなかった。食べ物の話と同様に本質的で興味を惹かれたのはトイレの話。用便の際はその都度留置官に申告して「官チリ」というトイレットペーパーをもらうのだが、バラ紙の官チリの枚数は一律でなく、留置官の気分次第、覚えのめでたい被留置人は多く
だけのローカルな呼び名という可能性もあったので使わなかった。食べ物の話と同様に本質的で興味を惹かれたのはトイレの話。用便の際はその都度留置官に申告して「官チリ」というトイレットペーパーをもらうのだが、バラ紙の官チリの枚数は一律でなく、留置官の気分次第、覚えのめでたい被留置人は多く
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:58{% tweet 1227622257188462599 %}
> 留置場の飯はとにかく味付けが薄いので、食事時に回される調味料をぶち込む、みたいな話は他でも目にしたことがあるのだが、本書のなかではその醤油とソースのセットを、「ソーシュー」と呼ぶと書かれている。ものすごくキャッチーなネーミングだ。『漂白』でも使いたかったが、著者が留置された警察署
留置場の飯はとにかく味付けが薄いので、食事時に回される調味料をぶち込む、みたいな話は他でも目にしたことがあるのだが、本書のなかではその醤油とソースのセットを、「ソーシュー」と呼ぶと書かれている。ものすごくキャッチーなネーミングだ。『漂白』でも使いたかったが、著者が留置された警察署
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:55{% tweet 1227620969625210880 %}
> 食へのこだわりはやはり著者の身上だったらしい。少し前に“セブンイレブンの「たっぷりコーンスティック」に「BIGポークフランク」を挟んで食べる”“ストリート美食テクニック（SBT）”がTwitterでバズってセブン公式もツイートした高野政所氏こそこの本の著者だったのだ。
食へのこだわりはやはり著者の身上だったらしい。少し前に“セブンイレブンの「たっぷりコーンスティック」に「BIGポークフランク」を挟んで食べる”“ストリート美食テクニック（SBT）”がTwitterでバズってセブン公式もツイートした高野政所氏こそこの本の著者だったのだ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:50{% tweet 1227619966133817345 %}
> 詳細は譲るが、私が本書のなかで一番楽しく読んだのはこのくだりだ。この人、食べることが好きなんだなあ、と、著者への親近感も湧きつつ、やはりこういう拘束下にあって、人間にとって食というものの重さはすごいんだなと、花輪和一の『刑務所の中』やドラマ『極道めし』を連想した。
詳細は譲るが、私が本書のなかで一番楽しく読んだのはこのくだりだ。この人、食べることが好きなんだなあ、と、著者への親近感も湧きつつ、やはりこういう拘束下にあって、人間にとって食というものの重さはすごいんだなと、花輪和一の『刑務所の中』やドラマ『極道めし』を連想した。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:46{% tweet 1227619164006649857 %}
> パート1では留置場で通常支給される朝昼晩の食事、パート2では、領置金（留置官に預けている所持金）で購入する「自弁」、パート3ではそれらとは別に、土日だけに購入することができるお菓子やジュースの話と、留置場で飲み食いできるものについ… https://t.co/6dToTmLpWD
パート1では留置場で通常支給される朝昼晩の食事、パート2では、領置金（留置官に預けている所持金）で購入する「自弁」、パート3ではそれらとは別に、土日だけに購入することができるお菓子やジュースの話と、留置場で飲み食いできるものについ… https://t.co/6dToTmLpWD
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:43{% tweet 1227618168576724993 %}
> であるにもかかわらず、何と言うか、青春の匂いを漂わせているのだ。わけても圧巻なのは、著者の食へのこだわりだ。「クサイメシとの遭遇」というタイトルで章立てしているのだが、それがなんとパート1からパート3まである！
であるにもかかわらず、何と言うか、青春の匂いを漂わせているのだ。わけても圧巻なのは、著者の食へのこだわりだ。「クサイメシとの遭遇」というタイトルで章立てしているのだが、それがなんとパート1からパート3まである！
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:39{% tweet 1227616932301438976 %}
> 『前科おじさん』は、大麻所持で逮捕された男性のやはり本人によるルポ。元DJなどさまざまな肩書を持つ自由人の著者の人柄なのか、素直に犯行を認めた著者がつづる留置場ライフは不思議にもどこか軽やかというかむしろ楽しげ（！）でさえあるよう… https://t.co/DmB8ainwOU
『前科おじさん』は、大麻所持で逮捕された男性のやはり本人によるルポ。元DJなどさまざまな肩書を持つ自由人の著者の人柄なのか、素直に犯行を認めた著者がつづる留置場ライフは不思議にもどこか軽やかというかむしろ楽しげ（！）でさえあるよう… https://t.co/DmB8ainwOU
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:34{% tweet 1227614978011623424 %}
> 『こち留』は、身に覚えのない罪で逮捕された冲方氏が、取調べでも否認を貫いて釈放され、結果的に不起訴となるまでの本人によるルポ。エッジの立った作家ならではの鋭い観察眼が随所に光るのだが、何より人としての肚の据わり方がすごいと思った。同じ状況で俺ならあんなに毅然と振る舞えないだろう。
『こち留』は、身に覚えのない罪で逮捕された冲方氏が、取調べでも否認を貫いて釈放され、結果的に不起訴となるまでの本人によるルポ。エッジの立った作家ならではの鋭い観察眼が随所に光るのだが、何より人としての肚の据わり方がすごいと思った。同じ状況で俺ならあんなに毅然と振る舞えないだろう。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:26{% tweet 1227613523913560064 %}
> 留置場の描写の参考にするために、比較的新しい文献として『冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場』と『前科おじさん』という二冊を読んだのだが、どちらも参考になったばかりでなく、それぞれ異なる方向性で面白かった。
留置場の描写の参考にするために、比較的新しい文献として『冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場』と『前科おじさん』という二冊を読んだのだが、どちらも参考になったばかりでなく、それぞれ異なる方向性で面白かった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-13 00:20{% tweet 1227427219233890304 %}
> 里見ランチ https://t.co/ltiIrYPAX2
里見ランチ https://t.co/ltiIrYPAX2
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-12 12:00{% tweet 1227427065651007490 %}
> 面白いっすよね、『教場』。
面白いっすよね、『教場』。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-12 11:59{% tweet 1227426795160424449 %}
> 『教場』長岡弘樹 \n \n 初めましての作家さん。 \n 話は凄く面白いけど、時々描写が辛い…… \n でも面白いから読んじゃう。 \n \n 風間は鬼なのか……？ \n なんとなくもやもやが残る感じ。 \n 嫌な感じでは無いです。 \n \n もう一度ちゃんと読もうと思います。 \n #読了 \n #のベルズ
『教場』長岡弘樹
初めましての作家さん。
話は凄く面白いけど、時々描写が辛い……
でも面白いから読んじゃう。
風間は鬼なのか……？
なんとなくもやもやが残る感じ。
嫌な感じでは無いです。
もう一度ちゃんと読もうと思います。
#読了
#のベルズ
— 蓮@読書（itoism_coffee）2020-02-11 20:30{% tweet 1227426689396834305 %}
> 家族仕事に送り出したし読書するよ📖👓️✨ \n 今日は長岡弘樹さんの『教場0』 https://t.co/fWTNG6KUCn
家族仕事に送り出したし読書するよ📖👓️✨
今日は長岡弘樹さんの『教場0』 https://t.co/fWTNG6KUCn
— ひよこさん。（satonakaouji）2020-02-12 07:45{% tweet 1227255581561389058 %}
> 機序は逆なんですが、まさにこういう批判を日々浴び続けている職業の人たちを描こうとしているわけです。 https://t.co/j8Kx7jEzr6
機序は逆なんですが、まさにこういう批判を日々浴び続けている職業の人たちを描こうとしているわけです。 https://t.co/j8Kx7jEzr6
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-12 00:38{% tweet 1227082755244036096 %}
> @satomiran2 そうそう、法廷でも裁判官が「弁護人の立証はどうされますか」と言うので、みんな弁護人の「立証」という言葉を平気で使ってます
@satomiran2 そうそう、法廷でも裁判官が「弁護人の立証はどうされますか」と言うので、みんな弁護人の「立証」という言葉を平気で使ってます
— 弁護士 市川 寛（imarockcaster42）2020-02-11 13:10{% tweet 1227082715008122881 %}
> @imarockcaster42 傍聴してメモまで取っているのに失念しておりました。お恥ずかしい限りです（汗
@imarockcaster42 傍聴してメモまで取っているのに失念しておりました。お恥ずかしい限りです（汗
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 13:11{% tweet 1227079614582755329 %}
> @satomiran2 なお、被告人の供述もれっきとした証拠なので、被告人質問のみによる立証も十分にあり得ます。が、検察官の主張する事実の有無を争う場合は、少なくとも実務的には、被告人の供述だけでは裁判所が信用してくれないので、その裏付け証拠を出すという立証をするわけです
@satomiran2 なお、被告人の供述もれっきとした証拠なので、被告人質問のみによる立証も十分にあり得ます。が、検察官の主張する事実の有無を争う場合は、少なくとも実務的には、被告人の供述だけでは裁判所が信用してくれないので、その裏付け証拠を出すという立証をするわけです
— 弁護士 市川 寛（imarockcaster42）2020-02-11 12:55{% tweet 1227079602893283328 %}
> @satomiran2 被告人・弁護人は、例えば「被告人は犯人ではありません」とだけ主張すれば、検察官が「被告人は犯人です」と立証しなければ無罪になるので、その限りでは立証する必要はありませんが、「アリバイがあります」とだけ言って… https://t.co/rFXA63AGGB
@satomiran2 被告人・弁護人は、例えば「被告人は犯人ではありません」とだけ主張すれば、検察官が「被告人は犯人です」と立証しなければ無罪になるので、その限りでは立証する必要はありませんが、「アリバイがあります」とだけ言って… https://t.co/rFXA63AGGB
— 弁護士 市川 寛（imarockcaster42）2020-02-11 12:54{% tweet 1227079094438780928 %}
> @imarockcaster42 先生のおかげで、立証という言葉を自分が表面的にしか理解していなかったことがわかりました。ありがとうございます。
@imarockcaster42 先生のおかげで、立証という言葉を自分が表面的にしか理解していなかったことがわかりました。ありがとうございます。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 12:57{% tweet 1227072943923945472 %}
> 裁判所に主張を認めてもらうためには証拠を出さないといけないという意味では、弁護人も立証しているので、別に誤りではないと思います https://t.co/b2xcSyPw2f
裁判所に主張を認めてもらうためには証拠を出さないといけないという意味では、弁護人も立証しているので、別に誤りではないと思います https://t.co/b2xcSyPw2f
— 弁護士 市川 寛（imarockcaster42）2020-02-11 12:26{% tweet 1227072845689212928 %}
> @imarockcaster42 なるほど。立証という言葉はそういう意味で使われているのですね。貴重なご指摘ありがとうございます。いただいたリプですが、先生のご著書、検察官を描くにあたり大いに参考にさせていただいております。この場を借りて御礼申し上げます。
@imarockcaster42 なるほど。立証という言葉はそういう意味で使われているのですね。貴重なご指摘ありがとうございます。いただいたリプですが、先生のご著書、検察官を描くにあたり大いに参考にさせていただいております。この場を借りて御礼申し上げます。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 12:32{% tweet 1227070497860415488 %}
> もっと効率のよいやり方がありそうな気はしています。昔から要領悪かった。
もっと効率のよいやり方がありそうな気はしています。昔から要領悪かった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 12:22{% tweet 1227070120582770690 %}
> スキャンしてOCR、とかする環境構築してないので、全部手打ちで入力。資料の読み込みとノート作りに一番時間がかかっているかもしれません。
スキャンしてOCR、とかする環境構築してないので、全部手打ちで入力。資料の読み込みとノート作りに一番時間がかかっているかもしれません。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 12:21{% tweet 1227067497276301312 %}
> こんな感じで参考文献を文書化しています。現在268ページ。 https://t.co/JWYcTq2NEr
こんな感じで参考文献を文書化しています。現在268ページ。 https://t.co/JWYcTq2NEr
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 12:11{% tweet 1227063176623095808 %}
> 姪っ子甥っ子が来ており、マヨネーズ苦手な子がいたので、ポテトサラダは下味だけつけてお手元で味付けするスタイルにしたのだが、マヨネーズがう〇こみたいになってしまった。
姪っ子甥っ子が来ており、マヨネーズ苦手な子がいたので、ポテトサラダは下味だけつけてお手元で味付けするスタイルにしたのだが、マヨネーズがう〇こみたいになってしまった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 11:53{% tweet 1227061604249825282 %}
> 里見ランチ https://t.co/1az4S9PHjf
里見ランチ https://t.co/1az4S9PHjf
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 11:47{% tweet 1227056097363578880 %}
> 【火曜日はコレです‼️】 \n 好評連載🍀里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨ \n \n 傍聴席がどよめくなか、増山の勾留理由開示請求の申立人である母親・文子が法廷に立つ── \n \n ▼ 文子の姿を見て志鶴… https://t.co/FRorydJRPU
【火曜日はコレです‼️】
好評連載🍀里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨
傍聴席がどよめくなか、増山の勾留理由開示請求の申立人である母親・文子が法廷に立つ──
▼ 文子の姿を見て志鶴… https://t.co/FRorydJRPU
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2020-02-11 11:16{% tweet 1226885315207368704 %}
> 私が裁判を傍聴した際使った手帳はこちらです。ダイソーさんすみません、モレスキンのパチ〇ンとか書いてしまいましたが、フィールドワークにおいてモレスキン以上のモビリティを発揮する、コストパフォーマンス多分世界最高のフィールドノートです… https://t.co/TvYHTZ8n3x
私が裁判を傍聴した際使った手帳はこちらです。ダイソーさんすみません、モレスキンのパチ〇ンとか書いてしまいましたが、フィールドワークにおいてモレスキン以上のモビリティを発揮する、コストパフォーマンス多分世界最高のフィールドノートです… https://t.co/TvYHTZ8n3x
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-11 00:07{% tweet 1226882818656980993 %}
> 何様だって話だが）。一般人であるわれわれから見ると、刑事弁護士というのは、失礼ながらクレージーな仕事だ。そのクレージーさに少しでも迫ることができれば、と念じつつ、カタカタとキーボードを叩いている。
何様だって話だが）。一般人であるわれわれから見ると、刑事弁護士というのは、失礼ながらクレージーな仕事だ。そのクレージーさに少しでも迫ることができれば、と念じつつ、カタカタとキーボードを叩いている。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:57{% tweet 1226881976205856768 %}
> しかし、被害者やそのご遺族が存在し、傍聴していたりする刑事裁判は、被害者側の心情によって立つと非常につらいものだ。甘ちゃんの私は――一瞬たりとも見逃すまい、一言たりとも聞き逃すまいと張り詰めつつ常にペンを走らせていることもあるが―… https://t.co/x9PUE6GlEl
しかし、被害者やそのご遺族が存在し、傍聴していたりする刑事裁判は、被害者側の心情によって立つと非常につらいものだ。甘ちゃんの私は――一瞬たりとも見逃すまい、一言たりとも聞き逃すまいと張り詰めつつ常にペンを走らせていることもあるが―… https://t.co/x9PUE6GlEl
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:53{% tweet 1226881309282201600 %}
> か情報交換している。そこで交わされていた会話の一部は小説に使うつもりだ。
か情報交換している。そこで交わされていた会話の一部は小説に使うつもりだ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:51{% tweet 1226881004603760641 %}
> 私は傍聴席の最前列を確保するため、毎回開廷の30分くらい前から並んで（ほぼ先頭）いた。そして、傍聴マニアと呼ばれる人たちが本当にいることを知った。横浜地裁を「シマ」とする、「常連さん」たちだ。彼らが何をして食っているかは知らないが… https://t.co/0vppoTapR1
私は傍聴席の最前列を確保するため、毎回開廷の30分くらい前から並んで（ほぼ先頭）いた。そして、傍聴マニアと呼ばれる人たちが本当にいることを知った。横浜地裁を「シマ」とする、「常連さん」たちだ。彼らが何をして食っているかは知らないが… https://t.co/0vppoTapR1
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:50{% tweet 1226880137632698370 %}
> 訂正）東京地裁じゃなく横浜地裁でした。
訂正）東京地裁じゃなく横浜地裁でした。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:46{% tweet 1226877765481193472 %}
> 刑事弁護士は憎まれる。それを学んだのも東京地検のその法廷でのことだ。最終弁論のあった日、公判が終わる頃、傍聴席にいた被害者遺族が激昂し、涙ながらに高野先生を糾弾した。遺族の方の気持ちを思えば当然の反応だったと思う。それでも被告人の側に立って闘うのが刑事弁護士なのだと。
刑事弁護士は憎まれる。それを学んだのも東京地検のその法廷でのことだ。最終弁論のあった日、公判が終わる頃、傍聴席にいた被害者遺族が激昂し、涙ながらに高野先生を糾弾した。遺族の方の気持ちを思えば当然の反応だったと思う。それでも被告人の側に立って闘うのが刑事弁護士なのだと。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:37{% tweet 1226876677080305665 %}
> 当たるまい。そのとき、傍聴席にいた私の目に、彼の姿はコロッセオで闘う剣闘士そのものに見えた。私が『漂白』で書くべき核をつかんだのはそのときだった。その、魂の異議を放った剣闘士のごとき相弁護人は、高野隆先生だ。
当たるまい。そのとき、傍聴席にいた私の目に、彼の姿はコロッセオで闘う剣闘士そのものに見えた。私が『漂白』で書くべき核をつかんだのはそのときだった。その、魂の異議を放った剣闘士のごとき相弁護人は、高野隆先生だ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:32{% tweet 1226875573680537600 %}
> 弁護人の圧倒的不利な状況下での懸命の防御があり、捜査権と公訴権を持つ検察側の圧倒的優位にあぐらをかいたかにも見える対応の積み重ねがあった。耐えに耐え、忍びに忍んだ果てに、不正義に対して爆発したそれは魂の異議だった――私にはそう感じられたのだ。全身が総毛立ったと書いても誇張には
弁護人の圧倒的不利な状況下での懸命の防御があり、捜査権と公訴権を持つ検察側の圧倒的優位にあぐらをかいたかにも見える対応の積み重ねがあった。耐えに耐え、忍びに忍んだ果てに、不正義に対して爆発したそれは魂の異議だった――私にはそう感じられたのだ。全身が総毛立ったと書いても誇張には
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:28{% tweet 1226874444951326721 %}
> それまで私はすべての期日を傍聴し、法廷では録音録画が禁止されているので、ダイソーで買ったモレスキンのパチモンみたいな手帳を数冊潰していた（それでさえ、速記の素養のない私のメモは追いつかなかったが）。相弁護人が振り絞るように発した異議には、そこに至る検察との攻防、捜査権を持たぬ
それまで私はすべての期日を傍聴し、法廷では録音録画が禁止されているので、ダイソーで買ったモレスキンのパチモンみたいな手帳を数冊潰していた（それでさえ、速記の素養のない私のメモは追いつかなかったが）。相弁護人が振り絞るように発した異議には、そこに至る検察との攻防、捜査権を持たぬ
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:23{% tweet 1226873607399194625 %}
> 体温さえ感じられそうなレベルで伝わってきた。その裁判の判決がどうなったかはここには書かない。ただその公判を傍聴していて、私には、魂に雷を食らったような衝撃を受けた瞬間があった。取材していた女性弁護士の相弁護人が、期日の終わり近くで放った渾身の異議を見たときだ。
体温さえ感じられそうなレベルで伝わってきた。その裁判の判決がどうなったかはここには書かない。ただその公判を傍聴していて、私には、魂に雷を食らったような衝撃を受けた瞬間があった。取材していた女性弁護士の相弁護人が、期日の終わり近くで放った渾身の異議を見たときだ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:20{% tweet 1226872903028727808 %}
> 双方の鑑定証人の主尋問・反対尋問のバッチバチッさたるや、フィクションでもお目にかかったことのない――不謹慎だが――エキサイティングなものだった。書き忘れていたがこちらは否認事件だったので、検察も弁護側も一切引くことなく互いにヒート… https://t.co/7KhIpE6XVe
双方の鑑定証人の主尋問・反対尋問のバッチバチッさたるや、フィクションでもお目にかかったことのない――不謹慎だが――エキサイティングなものだった。書き忘れていたがこちらは否認事件だったので、検察も弁護側も一切引くことなく互いにヒート… https://t.co/7KhIpE6XVe
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:17{% tweet 1226871766124875776 %}
> 書くべき小説の本質は「女性」弁護士ではなく「刑事」弁護士だ。そう気づいた。次に私が傍聴したのは、彼女が当時別の事務所の弁護士さんと組んだ事件だった。こちらの期日は最初の事件より長く、検察側弁護側双方の証人も多く、証人尋問は火花散る激しさだった。
書くべき小説の本質は「女性」弁護士ではなく「刑事」弁護士だ。そう気づいた。次に私が傍聴したのは、彼女が当時別の事務所の弁護士さんと組んだ事件だった。こちらの期日は最初の事件より長く、検察側弁護側双方の証人も多く、証人尋問は火花散る激しさだった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:13{% tweet 1226870807399256067 %}
> 無罪を勝ち取った弁護士さん）と組んだ案件だった。初めて見る刑事事件の公判で、これまでドラマや映画でしか知らなかった場面に、「本物」ならではの緊迫感、駆け引きの妙、めまぐるしく変わる攻守に、不謹慎ながら面白さを感じた。それはつまり二人が優秀な刑事弁護士だったからだ。
無罪を勝ち取った弁護士さん）と組んだ案件だった。初めて見る刑事事件の公判で、これまでドラマや映画でしか知らなかった場面に、「本物」ならではの緊迫感、駆け引きの妙、めまぐるしく変わる攻守に、不謹慎ながら面白さを感じた。それはつまり二人が優秀な刑事弁護士だったからだ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:09{% tweet 1226869787927597056 %}
> 『漂白』、最初は女性弁護士を主人公とした「お仕事もの」にするつもりだった。が、その企画書は編集者さんから没を食らった。彼とも一緒に取材した女性の弁護士さんは新人ながらバッキバキに仕上がった刑事弁護士だった。私が最初に傍聴したのは彼女が当時の事務所の先輩（オウム真理教元信者の事件で
『漂白』、最初は女性弁護士を主人公とした「お仕事もの」にするつもりだった。が、その企画書は編集者さんから没を食らった。彼とも一緒に取材した女性の弁護士さんは新人ながらバッキバキに仕上がった刑事弁護士だった。私が最初に傍聴したのは彼女が当時の事務所の先輩（オウム真理教元信者の事件で
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 23:05{% tweet 1226843027236212736 %}
> 駄目だ。TL遡ってたら仕事終わらん。
駄目だ。TL遡ってたら仕事終わらん。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 21:19{% tweet 1226842823032393730 %}
> https://t.co/C1mgwRztzE https://t.co/xc6UtRW530
https://t.co/C1mgwRztzE https://t.co/xc6UtRW530
— 魚占い（sakanauranai）2020-02-10 18:21{% tweet 1226841811496259584 %}
> 自然死の可能性を知りながら殺人を自白させ、えん罪をでっち上げた滋賀県警。 \n 起訴が間違いだったことを認めず、美香さんに謝罪もせず、求刑を放棄した検察。 \n 「どんな思いで両親が過ごしてきたか」と、自分のことよりも親を思いやる美香さん。 https://t.co/5hgrs4B88K
自然死の可能性を知りながら殺人を自白させ、えん罪をでっち上げた滋賀県警。
起訴が間違いだったことを認めず、美香さんに謝罪もせず、求刑を放棄した検察。
「どんな思いで両親が過ごしてきたか」と、自分のことよりも親を思いやる美香さん。 https://t.co/5hgrs4B88K
— 弁護士 亀石倫子（MichikoKameishi）2020-02-10 17:39{% tweet 1226841687084826624 %}
> 不動産屋さんだけじゃなく、お医者さんにも……
不動産屋さんだけじゃなく、お医者さんにも……
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 21:13{% tweet 1226841579307974658 %}
> だいぶ前、電カルの無い個人医院に行ったら、カルテに付箋赤文字でデカデカと「弁護士」と書かれていたよ。 https://t.co/FQfSgq9ZNw
だいぶ前、電カルの無い個人医院に行ったら、カルテに付箋赤文字でデカデカと「弁護士」と書かれていたよ。 https://t.co/FQfSgq9ZNw
— ピピピーッ（O59K2dPQH59QEJx）2020-02-10 15:55{% tweet 1226840844910489600 %}
> #ニットの日 https://t.co/sAG7CzL2Hq
#ニットの日 https://t.co/sAG7CzL2Hq
— 弁護士 小林航太（yomimate）2020-02-10 20:12{% tweet 1226840629881245696 %}
> このときもそうなんですけど、着たあとはそのままゴミ箱にシュートしてます…着せる相手がいないので…
このときもそうなんですけど、着たあとはそのままゴミ箱にシュートしてます…着せる相手がいないので…
— 弁護士 小林航太（yomimate）2020-02-10 20:25{% tweet 1226840618036449281 %}
> メ リ ー ク リ ス マ ッ ス ル https://t.co/557zpzVRAJ
メ リ ー ク リ ス マ ッ ス ル https://t.co/557zpzVRAJ
— 弁護士 小林航太（yomimate）2019-12-24 20:58{% tweet 1226839430477963264 %}
> 取材でお話うがかうだけでなく、Twitterで弁護士さんたちをフォローすると、司法修習所の闇が次から次へと噴き出してくるな（そういう話大好物です）。
取材でお話うがかうだけでなく、Twitterで弁護士さんたちをフォローすると、司法修習所の闇が次から次へと噴き出してくるな（そういう話大好物です）。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 21:04{% tweet 1226838449337987072 %}
> 弁護士の先生方、戦うのが仕事なのに、戦士の休息どころか、匿名実名問わず、Twitterでも連日バトルしまくってるの、生粋の戦闘民族感すごい。。。
弁護士の先生方、戦うのが仕事なのに、戦士の休息どころか、匿名実名問わず、Twitterでも連日バトルしまくってるの、生粋の戦闘民族感すごい。。。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-10 21:00{% tweet 1226008463379062784 %}
> 一流といわれる刑事弁護人ほど無実の人を助けてあげられなかった経験をしているのだなと思いました。
一流といわれる刑事弁護人ほど無実の人を助けてあげられなかった経験をしているのだなと思いました。
— 鳩屋（haya_rt）2020-02-08 13:45{% tweet 1225686219645800448 %}
> 検事は、方針について結論を出すまでは、まぁ被疑者に辛く当たりませんが、ひとたび「起訴だ」と決めたが最後、絶対に被疑者の弁解に耳を傾けることはありません。「弁解は全て嘘だ」と確信しています。弁解すればするほど「この野郎」と求刑を上げていきます。話せば分かる？冗談を言っちゃいけません
検事は、方針について結論を出すまでは、まぁ被疑者に辛く当たりませんが、ひとたび「起訴だ」と決めたが最後、絶対に被疑者の弁解に耳を傾けることはありません。「弁解は全て嘘だ」と確信しています。弁解すればするほど「この野郎」と求刑を上げていきます。話せば分かる？冗談を言っちゃいけません
— 弁護士 市川 寛（imarockcaster42）2020-02-07 11:15{% tweet 1225684884955381760 %}
> ほんとこれ。今回、初めて無罪を争う事件（おそらく本当にやってない）を扱ったけど、担当検事の態度は、無罪の者が1人くらい犠牲になってもいいから、有罪の者を検挙してやる、といった感じだった。結局、20日勾留で裏づける証拠が何も出てこな… https://t.co/7q7Zn8Dn9u
ほんとこれ。今回、初めて無罪を争う事件（おそらく本当にやってない）を扱ったけど、担当検事の態度は、無罪の者が1人くらい犠牲になってもいいから、有罪の者を検挙してやる、といった感じだった。結局、20日勾留で裏づける証拠が何も出てこな… https://t.co/7q7Zn8Dn9u
— 弁護士@LAW（attorneyatlawer）2020-02-07 13:10{% tweet 1225684325238071296 %}
> 検事が怖いのは、被疑者を怒鳴ったり、罵倒したり、愚弄するからではありません。「決めてかかっている」から怖いのです。さらに、「一度決めてかかると、二度と考えを改めない」から怖いのです
検事が怖いのは、被疑者を怒鳴ったり、罵倒したり、愚弄するからではありません。「決めてかかっている」から怖いのです。さらに、「一度決めてかかると、二度と考えを改めない」から怖いのです
— 弁護士 市川 寛（imarockcaster42）2020-02-07 12:12{% tweet 1225408756139216898 %}
> 何度も言うよ♪ https://t.co/Bdo5SIA54d
何度も言うよ♪ https://t.co/Bdo5SIA54d
— 弁護士 戸舘圭之（todateyoshiyuki）2020-02-06 21:46{% tweet 1225314308797583360 %}
> 宝庫性、って。方向性、でした。 https://t.co/Zum1CY7Nmo
宝庫性、って。方向性、でした。 https://t.co/Zum1CY7Nmo
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 16:04{% tweet 1225313759519887361 %}
> スペシャリストというのは、なるべくしてなったという人が多いからでしょうね。そうした資質を持たないわれわれから見ると、この人たち、なんてすごいんだ、と驚かされるようなことも、当事者たちはそこまで意気込んだり無理したりせず当然のようにやっていたりする。
スペシャリストというのは、なるべくしてなったという人が多いからでしょうね。そうした資質を持たないわれわれから見ると、この人たち、なんてすごいんだ、と驚かされるようなことも、当事者たちはそこまで意気込んだり無理したりせず当然のようにやっていたりする。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 16:02{% tweet 1225312861133524994 %}
> 面白いもので、ある種のスペシャリストの人たちには何か通底するものがあると思えることがある。以前、民間航空のパイロットの人たちに話を聞く機会がありましたが、彼らにも共通する気質のようなものがあると感じた。宝庫性は異なるが、刑事弁護を本領とする弁護士さんたちも、それを感じました。
面白いもので、ある種のスペシャリストの人たちには何か通底するものがあると思えることがある。以前、民間航空のパイロットの人たちに話を聞く機会がありましたが、彼らにも共通する気質のようなものがあると感じた。宝庫性は異なるが、刑事弁護を本領とする弁護士さんたちも、それを感じました。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 15:58{% tweet 1225312175813607424 %}
> 私は刑事弁護とは無縁の人間でしたが（民事は……ゲホンゲホン）、『漂白』という小説を書くにあたり、何人かの弁護士さんに取材をし、公判を傍聴し、きっちりした取材の場以外でもお話をさせていただき、理想を持って刑事弁護に臨む弁護士さん達の、強大な敵にひるまぬ揺るぎない信念に感動しました。
私は刑事弁護とは無縁の人間でしたが（民事は……ゲホンゲホン）、『漂白』という小説を書くにあたり、何人かの弁護士さんに取材をし、公判を傍聴し、きっちりした取材の場以外でもお話をさせていただき、理想を持って刑事弁護に臨む弁護士さん達の、強大な敵にひるまぬ揺るぎない信念に感動しました。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 15:56{% tweet 1225310888170668033 %}
> リツイートとの並びで誤解を招きそうなネタツイートをツイ消し。
リツイートとの並びで誤解を招きそうなネタツイートをツイ消し。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 15:50{% tweet 1225309712721121280 %}
> 誤判の可能性を減らすために，人権をしっかりと保障するために法律を作っても，裁判官が，被疑者・被告人が犯人なんだからという視点で，「だからこうしてもいい」と法律を捻じ曲げてしまうことは冤罪を招くことになるといつになったら理解されるのだろうか
誤判の可能性を減らすために，人権をしっかりと保障するために法律を作っても，裁判官が，被疑者・被告人が犯人なんだからという視点で，「だからこうしてもいい」と法律を捻じ曲げてしまうことは冤罪を招くことになるといつになったら理解されるのだろうか
— 弁護士 高木 小太郎（kota_takagi）2020-02-06 15:42{% tweet 1225309617825042434 %}
> 与えてしまいそうな気がする。かくいう私自身も、『漂白』冒頭の公判のシーンで、主人公の弁護士に最終弁論で「無実を立証します」と言わせてしまうという痛恨のミスをしているわけですが。これは、単行本刊行時に修正します。
与えてしまいそうな気がする。かくいう私自身も、『漂白』冒頭の公判のシーンで、主人公の弁護士に最終弁論で「無実を立証します」と言わせてしまうという痛恨のミスをしているわけですが。これは、単行本刊行時に修正します。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 15:45{% tweet 1225308978516656129 %}
> 捜査弁護の参考書として私が目を通している限りでは、大阪弁護側立証研究会の『実践！ 弁護側立証』という本がとても詳しくかつ実践的で参考になるのですが、小説では多分「弁護側立証」という言葉は使わない方がよさそう。先日の法相の発言ではないが、一般読者に弁護側に立証責任があるという誤解を
捜査弁護の参考書として私が目を通している限りでは、大阪弁護側立証研究会の『実践！ 弁護側立証』という本がとても詳しくかつ実践的で参考になるのですが、小説では多分「弁護側立証」という言葉は使わない方がよさそう。先日の法相の発言ではないが、一般読者に弁護側に立証責任があるという誤解を
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 15:43{% tweet 1225307836529307648 %}
> 黙秘権行使を明言した被告人に質問し続けることじたい黙秘権侵害だと私は思います。もちろん質問ごとに黙秘するか陳述するかの選択を留保している場合は別ですが、そうではなく一切の質問に答えない旨を明らかにしていたなら質問継続じたい黙秘権侵害だと考えます。
黙秘権行使を明言した被告人に質問し続けることじたい黙秘権侵害だと私は思います。もちろん質問ごとに黙秘するか陳述するかの選択を留保している場合は別ですが、そうではなく一切の質問に答えない旨を明らかにしていたなら質問継続じたい黙秘権侵害だと考えます。
— 弁護士 戸舘圭之（todateyoshiyuki）2020-02-06 14:25{% tweet 1225270211755905025 %}
> で、この話は「報酬が安いからちゃんと弁護しない、できない」と言ってるわけじゃなくて「報酬が安いからといって手を抜くわけにはいかない」ところに深刻で切実な問題があると考えています。この類の話はあえてわざわざ言いたくないけど、やはり声… https://t.co/a5b8dyzhab
で、この話は「報酬が安いからちゃんと弁護しない、できない」と言ってるわけじゃなくて「報酬が安いからといって手を抜くわけにはいかない」ところに深刻で切実な問題があると考えています。この類の話はあえてわざわざ言いたくないけど、やはり声… https://t.co/a5b8dyzhab
— 弁護士 戸舘圭之（todateyoshiyuki）2020-02-06 09:48{% tweet 1225079767751245824 %}
> すごい！＞RT
すごい！＞RT
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 00:32{% tweet 1225079429979934720 %}
> ぼっちやん https://t.co/VCVzCjWnVB
ぼっちやん https://t.co/VCVzCjWnVB
— いがぐり弁護士（igaigaguri）2020-02-06 00:24{% tweet 1225078282665652225 %}
> 党派性が皆無とは言わないが、基本的に忖度をしない一国一城の主というか戦国時代の武将的メンタリティ、いわば言論バーサーカーなので、仲がいい人たち同士でもガンガン斬り合ってる印象。法クラをフォローしておけば、日本語圏ツイッター上のすべての論争をカバーすることができます（個人の感想）。
党派性が皆無とは言わないが、基本的に忖度をしない一国一城の主というか戦国時代の武将的メンタリティ、いわば言論バーサーカーなので、仲がいい人たち同士でもガンガン斬り合ってる印象。法クラをフォローしておけば、日本語圏ツイッター上のすべての論争をカバーすることができます（個人の感想）。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 00:26{% tweet 1225076168837091330 %}
> あと弁護士さんは好戦的な人が多いので、どんな話題にも積極的に絡んでいく姿勢がある（という個人の印象）。
あと弁護士さんは好戦的な人が多いので、どんな話題にも積極的に絡んでいく姿勢がある（という個人の印象）。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 00:18{% tweet 1225075810521845762 %}
> 体感だが日本語圏のツイッターを業種別に見た場合、TLが一番速いのは弁護士業界。次が不動産業界。しかし法学クラスタが不動産クラスタを爆速でぶっちぎっている。母数の大きさもあるかもだが、テンプレの契約書を使う不動産業者と、日々起案で鍛… https://t.co/8q6Yz9Xu3O
体感だが日本語圏のツイッターを業種別に見た場合、TLが一番速いのは弁護士業界。次が不動産業界。しかし法学クラスタが不動産クラスタを爆速でぶっちぎっている。母数の大きさもあるかもだが、テンプレの契約書を使う不動産業者と、日々起案で鍛… https://t.co/8q6Yz9Xu3O
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2020-02-06 00:16{% tweet 1225027216662073344 %}
> 争点との関係で主戦場なのは，DNAの証明力の問題ですね
争点との関係で主戦場なのは，DNAの証明力の問題ですね
— サイ太（uwaaaa）2020-02-05 20:43{% tweet 1225027208697114625 %}
> ちなみに，原審では，せん妄について検察側証人として出廷した医師は，判決で「せん妄に関する専門的知見はそれほどないのではないかとの疑念がある」「（DNA鑑定が信用できるからせん妄はないというのは）結論を先取りして証言をしているに過ぎない」とまで断じられています。
ちなみに，原審では，せん妄について検察側証人として出廷した医師は，判決で「せん妄に関する専門的知見はそれほどないのではないかとの疑念がある」「（DNA鑑定が信用できるからせん妄はないというのは）結論を先取りして証言をしているに過ぎない」とまで断じられています。
— サイ太（uwaaaa）2020-02-05 20:37{% tweet 1225027200660865025 %}
> 本題としては， \n ＞男性医師はこの間、真っ赤な顔をして法廷内に映し出される大型スクリーンのパネルを見ていた。 \n とか \n ＞男性医師は、井原教授が話をするたびに眉をしかめていた。 \n とかの描写はどうかと思いました。
本題としては，
＞男性医師はこの間、真っ赤な顔をして法廷内に映し出される大型スクリーンのパネルを見ていた。
とか
＞男性医師は、井原教授が話をするたびに眉をしかめていた。
とかの描写はどうかと思いました。
— サイ太（uwaaaa）2020-02-05 20:31{% tweet 1225027177990590464 %}
> https://t.co/nveztDVhG5 \n \n 乳腺外科医が準強制わいせつで起訴され、一審で無罪になった事件の控訴審が始まりました。 \n 検察側証人の精神科医は、本件では被害者の訴えは幻覚ではない旨を証言しました。
https://t.co/nveztDVhG5
乳腺外科医が準強制わいせつで起訴され、一審で無罪になった事件の控訴審が始まりました。
検察側証人の精神科医は、本件では被害者の訴えは幻覚ではない旨を証言しました。
— らめーん（shouwayoroyoro）2020-02-05 20:23{% tweet 1225026574430326787 %}
> 高野隆弁護士に対する懲戒請求への同弁護士の反論がブログにアップされています。 \n \n 【懲戒請求に対する弁明書】 \n https://t.co/XAGwtSJZOO
高野隆弁護士に対する懲戒請求への同弁護士の反論がブログにアップされています。
【懲戒請求に対する弁明書】
https://t.co/XAGwtSJZOO
— 冬弁（itbengo4）2020-02-05 01:43{% tweet 1224666606896209922 %}
> ゴーン被告弁護士語る「弁護士は依頼人の利益のためにいる。監視するためではない。奪われた自由を確保し、無実だという人が無罪判決を得られるように努力するのが仕事だ」 https://t.co/VMWval4YGx
ゴーン被告弁護士語る「弁護士は依頼人の利益のためにいる。監視するためではない。奪われた自由を確保し、無実だという人が無罪判決を得られるように努力するのが仕事だ」 https://t.co/VMWval4YGx
— 弁護士 亀石倫子（MichikoKameishi）2020-01-23 09:25{% tweet 1224666534926176256 %}
> 「剥き出しの権力」 \n 刑事弁護をやっていると、この剥き出しの権力と日々対峙することになる。一度でもこの剥き出しの権力を目の当たりにするかどうかで、その人の「権力」に対する感覚は変わると思う。抽象的な権力の話なんて意味ない。検察はときに権力を剥き出しにしてくる。それこそが検察の本質。
「剥き出しの権力」
刑事弁護をやっていると、この剥き出しの権力と日々対峙することになる。一度でもこの剥き出しの権力を目の当たりにするかどうかで、その人の「権力」に対する感覚は変わると思う。抽象的な権力の話なんて意味ない。検察はときに権力を剥き出しにしてくる。それこそが検察の本質。
— CHO Seiho／趙誠峰（cho_seiho）2020-01-30 12:17{% tweet 1224666496556658688 %}
> 弁護士の押収拒絶権とかをなんか弁護士の特権とか思ってる人いるけどそれ全然違うから。秘密ばらまけというならばらまく方が楽ですよ。守秘義務負うって大変なのよ。 \n 弁護士と依頼者のコミュニケーションの秘密とかって、弁護士の権利じゃないから。 \n ちなみに検察もこのこと全く理解してない。
弁護士の押収拒絶権とかをなんか弁護士の特権とか思ってる人いるけどそれ全然違うから。秘密ばらまけというならばらまく方が楽ですよ。守秘義務負うって大変なのよ。
弁護士と依頼者のコミュニケーションの秘密とかって、弁護士の権利じゃないから。
ちなみに検察もこのこと全く理解してない。
— CHO Seiho／趙誠峰（cho_seiho）2020-01-31 22:44{% tweet 1224666438746525696 %}
> 有罪率99%って、1%は無罪なんだから目の前の事件が無罪になると思ってみんなやってる。もし99%有罪だから無罪にならないのだとしたら、100%有罪に限りなく近づいてしまう。
有罪率99%って、1%は無罪なんだから目の前の事件が無罪になると思ってみんなやってる。もし99%有罪だから無罪にならないのだとしたら、100%有罪に限りなく近づいてしまう。
— CHO Seiho／趙誠峰（cho_seiho）2020-02-01 22:06{% tweet 1224666433214222337 %}
> 無罪を主張する依頼者に、過度な期待は抱かせず、かつ、希望も失わせずに戦い続けることは弁護人にとってガラス細工のような繊細な作業。それを土足でぶち壊すやつら。
無罪を主張する依頼者に、過度な期待は抱かせず、かつ、希望も失わせずに戦い続けることは弁護人にとってガラス細工のような繊細な作業。それを土足でぶち壊すやつら。
— CHO Seiho／趙誠峰（cho_seiho）2020-02-01 22:04{% tweet 1224666423332466688 %}
> たまに無罪主張している依頼人に対してこういうことを言って依頼人を絶望させるやつがいる。弁護人としてはまじで勘弁してほしいと思う。証拠もなにも知らないくせに、日本の刑事司法の現状から無罪は通らないとか。こういうこと言うやつは業務妨害… https://t.co/B5HL1VbO4T
たまに無罪主張している依頼人に対してこういうことを言って依頼人を絶望させるやつがいる。弁護人としてはまじで勘弁してほしいと思う。証拠もなにも知らないくせに、日本の刑事司法の現状から無罪は通らないとか。こういうこと言うやつは業務妨害… https://t.co/B5HL1VbO4T
— CHO Seiho／趙誠峰（cho_seiho）2020-02-01 21:59{% tweet 1224553131154923520 %}
> https://t.co/OOFuGuZP2U ゴーン被告に（略）元検事が冤罪を作り出した懺悔を書いた「検事失格」という本を参考に渡した。→著者です（爆）。たまげました
https://t.co/OOFuGuZP2U ゴーン被告に（略）元検事が冤罪を作り出した懺悔を書いた「検事失格」という本を参考に渡した。→著者です（爆）。たまげました
— 弁護士 市川 寛（imarockcaster42）2020-02-01 08:33{% tweet 1224522320393326592 %}
> 【火曜日といえば…】 \n 好評連載⚡️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨ \n \n 法廷に現れた裁判官を見て、弁護人席の志鶴はすかさず立ち上がる── \n \n ▼ 増山の勾留理由開示手続は、開廷前から大荒… https://t.co/zsoVFogVet
【火曜日といえば…】
好評連載⚡️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨
法廷に現れた裁判官を見て、弁護人席の志鶴はすかさず立ち上がる──
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2020-02-04 11:05{% tweet 1221997748909572096 %}
> 【火曜日はこれ‼️】 \n 好評連載⚡️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨ \n \n 勾留理由開示の当日。都築の運転する車で、志鶴は増山の母親を伴い東京地裁へ── \n \n ▼ 「どうだった？」地下にある接… https://t.co/EIDGfaw5Df
【火曜日はこれ‼️】
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勾留理由開示の当日。都築の運転する車で、志鶴は増山の母親を伴い東京地裁へ──
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2020-01-28 11:59{% tweet 1219552880815833088 %}
> 【毎週火曜日のおたのしみ】 \n 好評連載☘️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 公開の法廷で行われる勾留理由開示。弁護士の志鶴は増山と準備を進めるが── \n \n ▼ 「増山さんは、取調官に無… https://t.co/28eNoeFcfT
【毎週火曜日のおたのしみ】
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2020-01-21 17:41{% tweet 1216927144686706688 %}
> 【新年も火曜日はコレ】 \n 好評連載☘️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 増山の勾留理由開示を裁判所に請求する志鶴。その本当の狙いは──？ \n \n ▼有罪率99%超⁉️なにかと話題の「日本… https://t.co/7iEbs8PMDh
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増山の勾留理由開示を裁判所に請求する志鶴。その本当の狙いは──？
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2020-01-14 12:06{% tweet 1211856356732329984 %}
> 【2020年も火曜日はコレ🖇】 \n 好評連載☘️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 取調室で刑事に地図を見せられ、〝その日〟のルートをたどる淳彦。 星栄中学校への最短距離に目星をつけた… https://t.co/eY0iU5vsdT
【2020年も火曜日はコレ🖇】
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取調室で刑事に地図を見せられ、〝その日〟のルートをたどる淳彦。 星栄中学校への最短距離に目星をつけた… https://t.co/eY0iU5vsdT
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-12-31 11:59{% tweet 1209311730909630465 %}
> 【火曜日のおたのしみ❄️】 \n 好評連載☘️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n この人なら耳を傾けてくれるかもしれない──岩切検事に「本当のこと」を語った淳彦。ところが、検事の表情は暗… https://t.co/SMIhE1vQim
【火曜日のおたのしみ❄️】
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この人なら耳を傾けてくれるかもしれない──岩切検事に「本当のこと」を語った淳彦。ところが、検事の表情は暗… https://t.co/SMIhE1vQim
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-12-24 11:55{% tweet 1206851330918060032 %}
> 【火曜日はコレです‼️】 \n 好評連載✨里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 取調べで刑事から「動かぬ証拠」を突きつけられた淳彦。その翌日、検事調べで検察庁へ送られ…… \n \n ▼岩切検事なら… https://t.co/eM0nPWi83k
【火曜日はコレです‼️】
好評連載✨里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️
取調べで刑事から「動かぬ証拠」を突きつけられた淳彦。その翌日、検事調べで検察庁へ送られ……
▼岩切検事なら… https://t.co/eM0nPWi83k
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-12-17 11:52{% tweet 1204243157874921472 %}
> 【毎週火曜日はコレ❗️】 \n 好評連載✍️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n この調子なら黙秘を続けられるかもしれない──そう思えた矢先、淳彦は刑事に言われる。「黙秘すれば不利になるの… https://t.co/GkqtSqbd35
【毎週火曜日はコレ❗️】
好評連載✍️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️
この調子なら黙秘を続けられるかもしれない──そう思えた矢先、淳彦は刑事に言われる。「黙秘すれば不利になるの… https://t.co/GkqtSqbd35
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-12-10 11:41{% tweet 1203687549614473218 %}
> 私の尊敬する弁護士は、どの弁護士も法制度や立法論について語るときは、具体的事件で現行制度では救えなかった目の前にいた「誰か」のことを想いながら語っているように私にはみえてます。たとえ立場は違ったとしても、そこは、同じ弁護士として感じる何かがあります。実感がこもってるといいますか…
私の尊敬する弁護士は、どの弁護士も法制度や立法論について語るときは、具体的事件で現行制度では救えなかった目の前にいた「誰か」のことを想いながら語っているように私にはみえてます。たとえ立場は違ったとしても、そこは、同じ弁護士として感じる何かがあります。実感がこもってるといいますか…
— 弁護士 戸舘圭之（todateyoshiyuki）2019-12-08 20:46{% tweet 1203289986830716928 %}
> 堀田力「否認ーどうして言わないの」という小説があるんですが、真面目な検察官が取調べとか黙秘権についてどんな認識を持っているのかがよくわかります。これを読むと取調べで「語らせること」の正義みたいなのを実感できます。お話としてもなかなか感動的なので読んでみてもいいかもしれません。
堀田力「否認ーどうして言わないの」という小説があるんですが、真面目な検察官が取調べとか黙秘権についてどんな認識を持っているのかがよくわかります。これを読むと取調べで「語らせること」の正義みたいなのを実感できます。お話としてもなかなか感動的なので読んでみてもいいかもしれません。
— 弁護士 戸舘圭之（todateyoshiyuki）2019-12-07 16:56{% tweet 1201725073888964610 %}
> 【好評連載‼️】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n 連載第１回からおたのしみいただけます👍読み逃… https://t.co/SdgGJwqMyg
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-12-03 11:53{% tweet 1201725001897930752 %}
> 【火曜日のおたのしみ⭐️】 \n 好評連載🍀里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 連日の取調べで地獄のような毎日を送る淳彦。川村という弁護士との接見でも、彼女を信じていいか確信が持てず…… https://t.co/A9yIULMBCD
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-12-03 11:53{% tweet 1199189011144695808 %}
> 【好評連載‼️】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n 連載第１回からおたのしみいただけます👍読書の… https://t.co/b9O7fXoU4x
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-11-26 12:02{% tweet 1199179033117773825 %}
> 【火曜日のおたのしみ‼️】 \n 好評連載🍁里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 「署名しろ」 \n 「書いたら、帰してもらえますか？」 \n 取調室で無実を主張する淳彦に刑事は言う──解決策は一つし… https://t.co/xG34yXsfYG
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「署名しろ」
「書いたら、帰してもらえますか？」
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-11-26 12:02{% tweet 1196643165333159936 %}
> 【毎週火曜日はコレ‼️】 \n 好評連載☘️里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 「二月二十日午後五時半頃、お前は何をしていた？」ここから逃げ出したい── 淳彦の気持ちとは裏腹に、取調室で… https://t.co/vCrBeD7nxA
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「二月二十日午後五時半頃、お前は何をしていた？」ここから逃げ出したい── 淳彦の気持ちとは裏腹に、取調室で… https://t.co/vCrBeD7nxA
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-11-19 11:53{% tweet 1194098711875506177 %}
> 【好評連載‼️】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n ただ今、被疑者・増山の緊迫の「断章」更新中で… https://t.co/hqzzy83jPn
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-11-12 11:42{% tweet 1194095795617882112 %}
> 【火曜日のおたのしみ🍀】 \n 好評連載💫里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 隠していたことを、目の前に突きつけられた淳彦。刑事たちに無実の訴えは届くのか── \n \n ▼「事件に関係ないという… https://t.co/Tjz4b34EN7
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-11-12 11:42{% tweet 1191587099121553409 %}
> 【好評連載‼️】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n ただ今緊迫の「断章」更新中🕸 \n 連載第１回から… https://t.co/bTdYc9vTkL
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-11-05 10:54{% tweet 1191560391647645699 %}
> 【火曜日のおたのしみ🍀】 \n 好評連載💫里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました⚡️ \n \n 「今日は事情聴取じゃなく取調べだ。俺たちはな、この仕事に命張ってんだよ」嫌疑を否定しつづける淳彦の前に、刑事… https://t.co/aXxts99Q5u
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「今日は事情聴取じゃなく取調べだ。俺たちはな、この仕事に命張ってんだよ」嫌疑を否定しつづける淳彦の前に、刑事… https://t.co/aXxts99Q5u
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-11-05 10:54{% tweet 1189069654137794562 %}
> 【好評連載中‼️】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n 連載第１回からおたのしみいただけます📱 読… https://t.co/z7kmY4vWCY
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-10-29 12:15{% tweet 1189069638388219905 %}
> 【火曜日のおたのしみ🍀】 \n 好評連載💫里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨ \n \n 「お前はニュースで観る前から絵里香ちゃんのことを知っていた。そうだな？」刑事たちの追及は終わらない── \n \n ▼… https://t.co/zuQGxMVWUy
【火曜日のおたのしみ🍀】
好評連載💫里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨
「お前はニュースで観る前から絵里香ちゃんのことを知っていた。そうだな？」刑事たちの追及は終わらない──
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— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-10-29 12:15{% tweet 1186485187539898368 %}
> 「こ、今回の事件とは関係ない……」
「こ、今回の事件とは関係ない……」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:31{% tweet 1186485133773115392 %}
> 「中学生の女の子に欲情するロリコンの変態野郎だってことを認めるんだよな？」するとすかさず係長が言った。「十六年前の盗みは未遂に終わったが、お前は執念深くそのときのイカ臭い性欲を溜（た）め続け、今回の犯行に及んだ。そうだな？」 \n 「ち、ち、違います──」必死で否定する。
「中学生の女の子に欲情するロリコンの変態野郎だってことを認めるんだよな？」するとすかさず係長が言った。「十六年前の盗みは未遂に終わったが、お前は執念深くそのときのイカ臭い性欲を溜（た）め続け、今回の犯行に及んだ。そうだな？」
「ち、ち、違います──」必死で否定する。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:31{% tweet 1186485038000422912 %}
> 「じゃあ認めなきゃ噓つきになっちゃうよ。言ってごらん、『女子中学生に性的な興味があったから星栄中学校に侵入しました』って。本当のことなんだから抵抗ないじゃん」 \n 抵抗はあった。が、イガグリが何度も迫るので抗（あらが）いきれず、言われたとおりに繰り返した。
「じゃあ認めなきゃ噓つきになっちゃうよ。言ってごらん、『女子中学生に性的な興味があったから星栄中学校に侵入しました』って。本当のことなんだから抵抗ないじゃん」
抵抗はあった。が、イガグリが何度も迫るので抗（あらが）いきれず、言われたとおりに繰り返した。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:30{% tweet 1186484961441763329 %}
> 「女子中学生に性的な興味あったから星栄中学校に侵入した。だって自分でそう言ってて記録にも残ってるじゃん。今確かめたよね、自分の目で？」 \n 淳彦はうなずいた。
「女子中学生に性的な興味あったから星栄中学校に侵入した。だって自分でそう言ってて記録にも残ってるじゃん。今確かめたよね、自分の目で？」
淳彦はうなずいた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:30{% tweet 1186484869112594433 %}
> イガグリがファイルを閉じた。 \n 「増山ちゃん、女子中学生に性的な興味があったから星栄中学校に侵入したんだよね？」 \n 「……お、覚えてないです」 \n 「女子中学生に性的な興味あったから星栄中学校に侵入した。そうだよね？」 \n 「……覚えてない」
イガグリがファイルを閉じた。
「増山ちゃん、女子中学生に性的な興味があったから星栄中学校に侵入したんだよね？」
「……お、覚えてないです」
「女子中学生に性的な興味あったから星栄中学校に侵入した。そうだよね？」
「……覚えてない」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:30{% tweet 1186484769468510209 %}
> イガグリは淳彦にそのページを見せ、淳彦の言葉だという部分を指で示した。確かにそう書いてあった。イガグリはページをめくり、淳彦に見せた。 \n 「確かに増山ちゃんの言葉だっていう証拠に、ここに増山ちゃんの署名と指印があるよね？」 \n イガグリが指で示した先を見て、淳彦はうなずいた。
イガグリは淳彦にそのページを見せ、淳彦の言葉だという部分を指で示した。確かにそう書いてあった。イガグリはページをめくり、淳彦に見せた。
「確かに増山ちゃんの言葉だっていう証拠に、ここに増山ちゃんの署名と指印があるよね？」
イガグリが指で示した先を見て、淳彦はうなずいた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:29{% tweet 1186484683283894273 %}
> イガグリはふせんがついたページを開いた。「ここにはっきり書いてあるけど？『私が星栄中学校に侵入したのは、もともと女子中学生に性的な興味があり、ソフトボール部の練習を見ているうち、むらむらして、彼女たちの制服を盗んでみたくなったからです』って。見てごらん」
イガグリはふせんがついたページを開いた。「ここにはっきり書いてあるけど？『私が星栄中学校に侵入したのは、もともと女子中学生に性的な興味があり、ソフトボール部の練習を見ているうち、むらむらして、彼女たちの制服を盗んでみたくなったからです』って。見てごらん」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:29{% tweet 1186484627109605377 %}
> 「そっか。じゃあ仕方ないね──とはならないんだなあ」イガグリはノッポの方を振り返った。 \n ノッポがノートパソコンの横から何かを取って立ち上がり、イガグリに渡した。これもファイルだった。 \n 「これ、十六年前、増山ちゃんを逮捕したとき担当の刑事が取った調書──」
「そっか。じゃあ仕方ないね──とはならないんだなあ」イガグリはノッポの方を振り返った。
ノッポがノートパソコンの横から何かを取って立ち上がり、イガグリに渡した。これもファイルだった。
「これ、十六年前、増山ちゃんを逮捕したとき担当の刑事が取った調書──」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:29{% tweet 1186484525674553346 %}
> うなずくしかなかった。 \n 「何で侵入したんだっけ？」 \n 「……わかりません」 \n 「いや理由なしに犯罪は犯さないよね。あったはずだよお、侵入した理由」 \n 「……覚えてないです」 \n 「女子中学生に性的な興味があったんじゃない？」 \n 「……い、いえ」 \n 「本当？」 \n 「はい」
うなずくしかなかった。
「何で侵入したんだっけ？」
「……わかりません」
「いや理由なしに犯罪は犯さないよね。あったはずだよお、侵入した理由」
「……覚えてないです」
「女子中学生に性的な興味があったんじゃない？」
「……い、いえ」
「本当？」
「はい」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:28{% tweet 1186484403951689729 %}
> 「おや、これ、十六年前の逮捕記録だ。何なに、星栄中学校に侵入して捕まった変態男がいたって。名前は──あれれえっ、増山淳彦だって」 \n 氷のように固まった淳彦を見て、イガグリは満面の笑みを浮かべた。 \n 「そう。記録残ってるよ、ちゃんと。認めるよね、十六年前、星栄中学校に侵入したこと」
「おや、これ、十六年前の逮捕記録だ。何なに、星栄中学校に侵入して捕まった変態男がいたって。名前は──あれれえっ、増山淳彦だって」
氷のように固まった淳彦を見て、イガグリは満面の笑みを浮かべた。
「そう。記録残ってるよ、ちゃんと。認めるよね、十六年前、星栄中学校に侵入したこと」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:28{% tweet 1186484332535279616 %}
> 淳彦は黙り込んだ。 \n 「でしょう？ もっと言うと、星栄（せいえい）中学校の女子に」 \n 淳彦は首を振ろうとした。 \n 「あれれっ、これ何だろう？」イガグリは机の上にあったファイルを手に取って開いた。
淳彦は黙り込んだ。
「でしょう？ もっと言うと、星栄（せいえい）中学校の女子に」
淳彦は首を振ろうとした。
「あれれっ、これ何だろう？」イガグリは机の上にあったファイルを手に取って開いた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:28{% tweet 1186484228139016193 %}
> 「じゃあこの事件のことはいったん措（お）いておくよ。それはそれとして、好きだよね、ジュニアアイドル？」 \n 「えっ──」 \n 「なぜ知ってる？ って思ったよね今」イガグリがにたにたする。「警察ってね、捜査するのが仕事なの。増山ちゃん、中学生くらいの女の子にすごく性的な興味あるよね？」
「じゃあこの事件のことはいったん措（お）いておくよ。それはそれとして、好きだよね、ジュニアアイドル？」
「えっ──」
「なぜ知ってる？ って思ったよね今」イガグリがにたにたする。「警察ってね、捜査するのが仕事なの。増山ちゃん、中学生くらいの女の子にすごく性的な興味あるよね？」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:27{% tweet 1186484071087476736 %}
> 「本当はヤバいと思ってるんじゃないの？ 身に覚え、あるもんね？」 \n イガグリは色白で、ピンク色の唇がぬめぬめと光っている。 \n 「あるんじゃない、身に覚えが？」そう言ってにやりと笑った。 \n 「……ないです」 \n 「そうかあ。本当に？」 \n 「本当です」
「本当はヤバいと思ってるんじゃないの？ 身に覚え、あるもんね？」
イガグリは色白で、ピンク色の唇がぬめぬめと光っている。
「あるんじゃない、身に覚えが？」そう言ってにやりと笑った。
「……ないです」
「そうかあ。本当に？」
「本当です」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:27{% tweet 1186483908944121858 %}
> 淳彦は縮みあがるばかりだった。前日との激しいギャップで困惑する。何が起きているのか理解が追いつかない。 \n 「増山ちゃんさあ」しばらくすると、ボスを挟んで係長と反対側に立っていたイガグリが係長に代わって話しかけてきた。昨日と違ってなれなれしい口調だ。
淳彦は縮みあがるばかりだった。前日との激しいギャップで困惑する。何が起きているのか理解が追いつかない。
「増山ちゃんさあ」しばらくすると、ボスを挟んで係長と反対側に立っていたイガグリが係長に代わって話しかけてきた。昨日と違ってなれなれしい口調だ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:26{% tweet 1186483812634546177 %}
> 「お前がやったのはわかってんだよ。正直に話さなかったら地獄に落ちるぞ。いや俺が落としてやる」「彼女じゃなくてお前が●ぬべきだったよなあ増山」「わかってないのか。お前はもう終わりなんだよ終わり」「ふざけんなこのク●野郎。手前はもうお陀仏なんだよ、観念して洗いざらいゲロしやがれ」
「お前がやったのはわかってんだよ。正直に話さなかったら地獄に落ちるぞ。いや俺が落としてやる」「彼女じゃなくてお前が●ぬべきだったよなあ増山」「わかってないのか。お前はもう終わりなんだよ終わり」「ふざけんなこのク●野郎。手前はもうお陀仏なんだよ、観念して洗いざらいゲロしやがれ」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:25{% tweet 1186483599408680961 %}
> その言葉に噓はなかった。昨日は生前の綿貫絵里香を知っていなかったかと何度も訊（き）かれた。今日も同じ質問がくり返されたが、淳彦が否定すると係長がそのたびに暴言を浴びせてきた。「とぼけてんじゃねえぞコラ！」「噓をつくな噓を！」
その言葉に噓はなかった。昨日は生前の綿貫絵里香を知っていなかったかと何度も訊（き）かれた。今日も同じ質問がくり返されたが、淳彦が否定すると係長がそのたびに暴言を浴びせてきた。「とぼけてんじゃねえぞコラ！」「噓をつくな噓を！」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:25{% tweet 1186483496925061121 %}
> 「お前、もう金輪際逃がさねえからな。昨日平気で指紋とＤＮＡ採取に応じたのは警察舐めてるからか、おお？」係長は淳彦の顔を覗き込んできた。ぎょろっと大きな、爬虫類（はちゅうるい）を思わせる目。「きっちりカタにハメて死ぬほど後悔させてやるから、覚悟しろ」
「お前、もう金輪際逃がさねえからな。昨日平気で指紋とＤＮＡ採取に応じたのは警察舐めてるからか、おお？」係長は淳彦の顔を覗き込んできた。ぎょろっと大きな、爬虫類（はちゅうるい）を思わせる目。「きっちりカタにハメて死ぬほど後悔させてやるから、覚悟しろ」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:24{% tweet 1186483437999312903 %}
> 係長はこちらに戻り、淳彦の斜め前に立つと、いきなりしゃがれ声を張り上げた。 \n 「増山あ──！」 \n 淳彦は椅子の上でびくっとした。昨日係長は「増山さん」と呼び、こんなふうに声を荒らげることはなかった。
係長はこちらに戻り、淳彦の斜め前に立つと、いきなりしゃがれ声を張り上げた。
「増山あ──！」
淳彦は椅子の上でびくっとした。昨日係長は「増山さん」と呼び、こんなふうに声を荒らげることはなかった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:24{% tweet 1186483351948906496 %}
> 淳彦はドアに近い側、ボスと机を挟んだ正面のパイプ椅子に座らされた。ここまでは昨日と同じだった。だが異なることもあった。昨日は取調室のドアは開けたままストッパーで固定され、その外をパーティションで目隠ししていた。が、今日はそのドアを係長がぴったり閉めたのだ。
淳彦はドアに近い側、ボスと机を挟んだ正面のパイプ椅子に座らされた。ここまでは昨日と同じだった。だが異なることもあった。昨日は取調室のドアは開けたままストッパーで固定され、その外をパーティションで目隠ししていた。が、今日はそのドアを係長がぴったり閉めたのだ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:24{% tweet 1186483285448253441 %}
> 一人はよれよれのスーツを着た痩せて骨ばった男で、年齢はボスの次くらいだろうか。刑事の一人が一度だけ「係長」と呼ぶのを淳彦は聞いていた。 \n もう一人は体の大きな坊主刈りの男で、淳彦が「イガグリ」と呼んでいる刑事だ。淳彦の隣で鼻歌を歌っていたのはこの男だった。
一人はよれよれのスーツを着た痩せて骨ばった男で、年齢はボスの次くらいだろうか。刑事の一人が一度だけ「係長」と呼ぶのを淳彦は聞いていた。
もう一人は体の大きな坊主刈りの男で、淳彦が「イガグリ」と呼んでいる刑事だ。淳彦の隣で鼻歌を歌っていたのはこの男だった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:23{% tweet 1186483172998959106 %}
> 取調室では床に固定された中央の机に向かって座るボスと、壁際の机でノートパソコンを前にしたノッポが待っていた。迎えに来た刑事たちのうち二人が取調室に残った。
取調室では床に固定された中央の机に向かって座るボスと、壁際の机でノートパソコンを前にしたノッポが待っていた。迎えに来た刑事たちのうち二人が取調室に残った。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:23{% tweet 1186483076857094144 %}
> みな目をぎらつかせ、署へ向かうバンの車内では淳彦そっちのけで軽口を叩き合い、ぎっちり淳彦を挟んで座る一人は鼻歌さえ歌っていた。淳彦は不安になった。
みな目をぎらつかせ、署へ向かうバンの車内では淳彦そっちのけで軽口を叩き合い、ぎっちり淳彦を挟んで座る一人は鼻歌さえ歌っていた。淳彦は不安になった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:23{% tweet 1186482968941907970 %}
> 淳彦が警察の恐ろしさを思い知ったのは、初日の事情聴取に続き、翌日、足立南署の取調室へと刑事たちに同行したときだった。朝早くに自宅に迎えに来た五人の刑事たちは明らかに昨日よりテンションが高かった。
淳彦が警察の恐ろしさを思い知ったのは、初日の事情聴取に続き、翌日、足立南署の取調室へと刑事たちに同行したときだった。朝早くに自宅に迎えに来た五人の刑事たちは明らかに昨日よりテンションが高かった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-22 12:22{% tweet 1186461831805562880 %}
> 【好評連載中‼️】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ \n \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n 連載第１回からおたのしみいただけます📱… https://t.co/dBWRdCTr96
【好評連載中‼️】
新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️
▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️
連載第１回からおたのしみいただけます📱… https://t.co/dBWRdCTr96
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-10-22 10:51{% tweet 1186461810582413314 %}
> 【火曜日はコレ‼️】 \n 好評連載💫里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨ \n \n 事情聴取の翌日、足立南署へと刑事たちに同行した淳彦。刑事たちは明らかに昨日よりテンションが高かった── \n \n ▼ 「お… https://t.co/0sHjReRt2f
【火曜日はコレ‼️】
好評連載💫里見蘭さん（@satomiran2）の本格法廷サスペンス「漂白」を更新しました✨
事情聴取の翌日、足立南署へと刑事たちに同行した淳彦。刑事たちは明らかに昨日よりテンションが高かった──
▼ 「お… https://t.co/0sHjReRt2f
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-10-22 10:51{% tweet 1185447790370938880 %}
> 最初は淳彦にも興味を持ってなぜここへ来たか訊（たず）ねてきたが、本当はやっていないとくり返し話すと彼らはよそよそしい態度を取るようになった。 \n どうせ話が合うはずもない。犯罪者は●ね。留置場へ入れられてから淳彦は毎日そう思うようになった。こいつらみんな●刑でいい。（※●は自粛）
最初は淳彦にも興味を持ってなぜここへ来たか訊（たず）ねてきたが、本当はやっていないとくり返し話すと彼らはよそよそしい態度を取るようになった。
どうせ話が合うはずもない。犯罪者は●ね。留置場へ入れられてから淳彦は毎日そう思うようになった。こいつらみんな●刑でいい。（※●は自粛）
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-19 15:49{% tweet 1185009572706013184 %}
> @okinahimeji ありがとうございます！
@okinahimeji ありがとうございます！
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 10:47{% tweet 1184995538212548608 %}
> 弁護士小説『漂白』里見蘭 小学館小説丸で連載中。目次はこちら。→https://t.co/x2yjvnM3Hw
弁護士小説『漂白』里見蘭 小学館小説丸で連載中。目次はこちら。→https://t.co/x2yjvnM3Hw
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:52{% tweet 1184994404739645442 %}
> 【好評連載中✨】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n 連載第１回からおたのしみいただけます📱 衝撃の新章も幕を開けました… https://t.co/VHmOdwh6jr
【好評連載中✨】
新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️
▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」
便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️
連載第１回からおたのしみいただけます📱 衝撃の新章も幕を開けました… https://t.co/VHmOdwh6jr
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-10-08 17:40{% tweet 1184994002547773440 %}
> わかるか？ 素直に話さないことで損をするのも苦しむのも、お前の他には誰もいないんだよ、増山」 \n ここへ来て何度目だろうか。淳彦の脳内に「何で俺がこんな目に」という言葉がぐるぐると反響した。
わかるか？ 素直に話さないことで損をするのも苦しむのも、お前の他には誰もいないんだよ、増山」
ここへ来て何度目だろうか。淳彦の脳内に「何で俺がこんな目に」という言葉がぐるぐると反響した。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:46{% tweet 1184993923648782337 %}
> 「お前はあの女弁護士のくだらん入れ知恵を馬鹿正直に真に受けて黙秘した。で、どうなった？ お前が死体遺棄現場にいた証拠を突きつけられ、正直に罪を認めるしかなくなった。死体遺棄だけじゃなく殺しもな。黙秘した分、お前の留置場暮らしは長引くことになり、おふくろさんにも会えなくなった。
「お前はあの女弁護士のくだらん入れ知恵を馬鹿正直に真に受けて黙秘した。で、どうなった？ お前が死体遺棄現場にいた証拠を突きつけられ、正直に罪を認めるしかなくなった。死体遺棄だけじゃなく殺しもな。黙秘した分、お前の留置場暮らしは長引くことになり、おふくろさんにも会えなくなった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:45{% tweet 1184993856200118273 %}
> 自分は安全な場所にいて、自由を奪われて苦しんでるお前には偉そうに黙秘しろだの、供述調書に署名はするなだの、上から目線で好き勝手言うだけで金になるんだから」 \n 淳彦は外の世界で自由に過ごす川村弁護士の姿を想像し、うらめしい気持ちになった。
自分は安全な場所にいて、自由を奪われて苦しんでるお前には偉そうに黙秘しろだの、供述調書に署名はするなだの、上から目線で好き勝手言うだけで金になるんだから」
淳彦は外の世界で自由に過ごす川村弁護士の姿を想像し、うらめしい気持ちになった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:45{% tweet 1184993778244829185 %}
> 誰にも命令されず好きな時間に起きて好きな服を着て好きな物を食べ、好きな場所へ行く。恋人ともよろしくやってるかもしれん。わかるか。お前のおふくろさんが払った弁護費用で優雅な生活をエンジョイしてるんだよ。気楽な商売だよな。
誰にも命令されず好きな時間に起きて好きな服を着て好きな物を食べ、好きな場所へ行く。恋人ともよろしくやってるかもしれん。わかるか。お前のおふくろさんが払った弁護費用で優雅な生活をエンジョイしてるんだよ。気楽な商売だよな。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:45{% tweet 1184993699781996544 %}
> ボスがわざわざ自ら留置場まで淳彦を迎えに出向いてくるのは、きっとこの儀式のためだ。 \n ボスがしゃがんで、淳彦に目の高さを合わせた。 \n 「つらいよなあ」ささやくように言った。「お前が毎日こんなつらい思いしてるのに、あの女弁護士の先生は娑婆（しゃば）でぬくぬく自由に暮らしてる。
ボスがわざわざ自ら留置場まで淳彦を迎えに出向いてくるのは、きっとこの儀式のためだ。
ボスがしゃがんで、淳彦に目の高さを合わせた。
「つらいよなあ」ささやくように言った。「お前が毎日こんなつらい思いしてるのに、あの女弁護士の先生は娑婆（しゃば）でぬくぬく自由に暮らしてる。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:44{% tweet 1184993564209508352 %}
> 「ぐふっ」──淳彦の口から唾混じりの嗚咽（おえつ）がこぼれた。ボスがやっと万力のような手の力を緩めた。手が離れたが、真っ赤になった淳彦の手から痛みはすぐには引かなかった。口から息が漏れた。 \n この「握手」も遺影に手を合わせるのと同じく、逮捕された翌朝から続く取調べ前の儀式だった。
「ぐふっ」──淳彦の口から唾混じりの嗚咽（おえつ）がこぼれた。ボスがやっと万力のような手の力を緩めた。手が離れたが、真っ赤になった淳彦の手から痛みはすぐには引かなかった。口から息が漏れた。
この「握手」も遺影に手を合わせるのと同じく、逮捕された翌朝から続く取調べ前の儀式だった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:44{% tweet 1184993475898404864 %}
> 「い、痛い──」淳彦の目に涙がにじむ。「やめ、て……」 \n だがボスはやめなかった。綿貫絵里香の遺影を掲げたまま、ノッポは表情を変えずに淳彦を見ていた。淳彦はこらえきれず腰を落とし、膝を曲げた。ボスは淳彦の動きに合わせて自分の手を下げた。
「い、痛い──」淳彦の目に涙がにじむ。「やめ、て……」
だがボスはやめなかった。綿貫絵里香の遺影を掲げたまま、ノッポは表情を変えずに淳彦を見ていた。淳彦はこらえきれず腰を落とし、膝を曲げた。ボスは淳彦の動きに合わせて自分の手を下げた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:43{% tweet 1184993377579745280 %}
> 淳彦は仕方なく両手を持ち上げ、右手を上にしてボスの右手をつかんだ。ぎゅうっ、とものすごい力でボスが淳彦の手を握ってくる。めきめきと骨がきしんで痛みが脳天に突き抜ける。思わずうめき声をもらしていた。淳彦を見るボスの顔が赤くなり、こめかみに筋が浮かび、口の周りの筋肉が盛り上がった。
淳彦は仕方なく両手を持ち上げ、右手を上にしてボスの右手をつかんだ。ぎゅうっ、とものすごい力でボスが淳彦の手を握ってくる。めきめきと骨がきしんで痛みが脳天に突き抜ける。思わずうめき声をもらしていた。淳彦を見るボスの顔が赤くなり、こめかみに筋が浮かび、口の周りの筋肉が盛り上がった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:43{% tweet 1184993329185873920 %}
> 「行っていいぞ」 \n 「失礼します──！」留置官はボスに敬礼して留置場のドアを開け、なかへ戻った。ドアに施錠される音がした。 \n ボスが淳彦に目を戻すと、腰縄をつかんでいない右手を差し出した。淳彦がためらうと、顎を上げ「ほい。今日もお互い紳士的にやろうや」と促した。
「行っていいぞ」
「失礼します──！」留置官はボスに敬礼して留置場のドアを開け、なかへ戻った。ドアに施錠される音がした。
ボスが淳彦に目を戻すと、腰縄をつかんでいない右手を差し出した。淳彦がためらうと、顎を上げ「ほい。今日もお互い紳士的にやろうや」と促した。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:43{% tweet 1184993224227606528 %}
> 「しっかり監督してくれてるな。みんなよくやってるぞ。毎日こういう連中の世話なんかしてると、何で俺がこんな仕事って腐りそうになるだろ。けど、みんな通る道だ。こいつら犯罪者の性根を間近で観察しておくことは、将来刑事になったとき必ず役に立つ」 \n 「──はっ！」留置官が勢いよく答えた。
「しっかり監督してくれてるな。みんなよくやってるぞ。毎日こういう連中の世話なんかしてると、何で俺がこんな仕事って腐りそうになるだろ。けど、みんな通る道だ。こいつら犯罪者の性根を間近で観察しておくことは、将来刑事になったとき必ず役に立つ」
「──はっ！」留置官が勢いよく答えた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:42{% tweet 1184993165901619200 %}
> 「──わかったか？」 \n ボスの声が大きくなり、淳彦は反射的にうなずいた。ボスが淳彦をにらみつけたままため息をつき、それから留置官を向いた。
「──わかったか？」
ボスの声が大きくなり、淳彦は反射的にうなずいた。ボスが淳彦をにらみつけたままため息をつき、それから留置官を向いた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:42{% tweet 1184993039242137600 %}
> どうにか倒れずにすんだ。 \n 「この縄は何だ？」ボスが凶悪な目でにらんだ。「お前は何でこんな腰縄や手錠を打たれてる？ 自分がやったことを思い出せ！ 自分の立場を忘れるんじゃない。わかったか？」 \n 淳彦は唾を飲み込んだ。
どうにか倒れずにすんだ。
「この縄は何だ？」ボスが凶悪な目でにらんだ。「お前は何でこんな腰縄や手錠を打たれてる？ 自分がやったことを思い出せ！ 自分の立場を忘れるんじゃない。わかったか？」
淳彦は唾を飲み込んだ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:42{% tweet 1184992974712606722 %}
> 「け、けど……したくなったら？」 \n ボスは留置官を見、「貸せ」と手を伸ばして淳彦の腰縄を取ると、両手でつかんでぐいっと引いた。腰を引かれた淳彦はバランスを崩し、よろめいた。ボスが今度は反対方向に腰縄を引き、淳彦は歩きづらいサンダルを鳴らしてそちらにつんのめった。
「け、けど……したくなったら？」
ボスは留置官を見、「貸せ」と手を伸ばして淳彦の腰縄を取ると、両手でつかんでぐいっと引いた。腰を引かれた淳彦はバランスを崩し、よろめいた。ボスが今度は反対方向に腰縄を引き、淳彦は歩きづらいサンダルを鳴らしてそちらにつんのめった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:41{% tweet 1184992893909389312 %}
> 「今朝は飯のあとクソしたんだよな？ だったら取調べの間はうんこするなよ。もしお前がうんこしたいって言ったら、ははーん、こいつは取調べから逃げたくて噓ついてるんだな、って思うのは当然だよな。そんなこと許されるはずがないだろう。わかったか？」 \n ボスは淳彦を見据えた。
「今朝は飯のあとクソしたんだよな？ だったら取調べの間はうんこするなよ。もしお前がうんこしたいって言ったら、ははーん、こいつは取調べから逃げたくて噓ついてるんだな、って思うのは当然だよな。そんなこと許されるはずがないだろう。わかったか？」
ボスは淳彦を見据えた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:41{% tweet 1184992832999714816 %}
> ボスは片手で淳彦の腹をぽんぽん叩（たた）いた。拳骨で殴られるのではないかと淳彦は緊張した。
ボスは片手で淳彦の腹をぽんぽん叩（たた）いた。拳骨で殴られるのではないかと淳彦は緊張した。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:41{% tweet 1184992742977368065 %}
> 淳彦とともに遺影に手を合わせているボスが手を下ろしたので淳彦もそうした。ボスが淳彦を見た。 \n 「ゆうべまたいびきで迷惑かけたんだって？ ぶくぶく太ってるからだろう。少しは痩せろよ。いい機会なんだからさ」
淳彦とともに遺影に手を合わせているボスが手を下ろしたので淳彦もそうした。ボスが淳彦を見た。
「ゆうべまたいびきで迷惑かけたんだって？ ぶくぶく太ってるからだろう。少しは痩せろよ。いい機会なんだからさ」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:41{% tweet 1184992635401818112 %}
> 自分が何のために手を合わせているのかわからなかったが、死んだ彼女のためでないことは確かだ。 \n こんな目に遭っているのは、名前も知らなかったこの少女のせいだ。顔写真を見るだけで頭ががんがん痛むようになったので直視しないようにしていた。
自分が何のために手を合わせているのかわからなかったが、死んだ彼女のためでないことは確かだ。
こんな目に遭っているのは、名前も知らなかったこの少女のせいだ。顔写真を見るだけで頭ががんがん痛むようになったので直視しないようにしていた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:40{% tweet 1184992538479878144 %}
> やりたくてやっているわけではない。逮捕された翌日の朝、ボスは取調べの前に部下に持たせた綿貫の遺影を淳彦に見せ、「手を合わせろ」と命じた。穏やかな口調だが有無を言わせぬ響きがあり、淳彦は拒むこともできず言われたとおりにした。以来、取調べ前の儀式となった。
やりたくてやっているわけではない。逮捕された翌日の朝、ボスは取調べの前に部下に持たせた綿貫の遺影を淳彦に見せ、「手を合わせろ」と命じた。穏やかな口調だが有無を言わせぬ響きがあり、淳彦は拒むこともできず言われたとおりにした。以来、取調べ前の儀式となった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:40{% tweet 1184992461589905408 %}
> 留置場内より暗く狭い空間には、淳彦と留置官、そして二人の刑事の四人しかいない。ボスが淳彦を見て、「合掌ォ──ッ！」と、淳彦の鼓膜がつんざけそうな声を発した。 \n 淳彦は生前自分が言葉を交わしたことすらない少女の遺影に向かって、手錠のかかった両手を合わせた。
留置場内より暗く狭い空間には、淳彦と留置官、そして二人の刑事の四人しかいない。ボスが淳彦を見て、「合掌ォ──ッ！」と、淳彦の鼓膜がつんざけそうな声を発した。
淳彦は生前自分が言葉を交わしたことすらない少女の遺影に向かって、手錠のかかった両手を合わせた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:39{% tweet 1184992381520601089 %}
> ボスの隣にいるのは若く背の高い、淳彦が「ノッポ」と呼んでいる刑事だ。こちらは胸の前に大きな黒い額縁を持っていた。制服姿で微笑（ほほえ）む少女のモノクロ写真が入っている。綿貫絵里香（わたぬきえりか）──淳彦が殺して死体を遺棄したという嫌疑をかけられている中学生の遺影だ。
ボスの隣にいるのは若く背の高い、淳彦が「ノッポ」と呼んでいる刑事だ。こちらは胸の前に大きな黒い額縁を持っていた。制服姿で微笑（ほほえ）む少女のモノクロ写真が入っている。綿貫絵里香（わたぬきえりか）──淳彦が殺して死体を遺棄したという嫌疑をかけられている中学生の遺影だ。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:39{% tweet 1184992325111435264 %}
> 「よお」と言ったのは、茶色いスーツを着た年配の男。背は低いががっしりしている。どうやら取調官では一番偉い立場にあるようだった。留置官も取調官も淳彦の前では決して自分たちの名前を口にしない。淳彦はこの年配の刑事を心の中で勝手に「ボス」と呼んでいた。
「よお」と言ったのは、茶色いスーツを着た年配の男。背は低いががっしりしている。どうやら取調官では一番偉い立場にあるようだった。留置官も取調官も淳彦の前では決して自分たちの名前を口にしない。淳彦はこの年配の刑事を心の中で勝手に「ボス」と呼んでいた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:39{% tweet 1184991852992184320 %}
> 外にはいつものように取調官が二人、立っていた。ここに留置されてから淳彦が目にした警察官はみな男だ。取調官は留置官と違ってどちらもスーツ姿。二人とも全身からヤクザのようなすごみを放っている。
外にはいつものように取調官が二人、立っていた。ここに留置されてから淳彦が目にした警察官はみな男だ。取調官は留置官と違ってどちらもスーツ姿。二人とも全身からヤクザのようなすごみを放っている。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:37{% tweet 1184991803293880322 %}
> 廊下の先に、留置場から外へ通じるものものしい鉄のドアが見える。留置官に付き添われてドアに近づくにつれ、動悸（どうき）が高まり息が苦しくなった。留置官はドアの前で立ち止まると、鉄格子で保護された細長い覗（のぞ）き窓から向こうを確認し、解錠してドアを開けた。
廊下の先に、留置場から外へ通じるものものしい鉄のドアが見える。留置官に付き添われてドアに近づくにつれ、動悸（どうき）が高まり息が苦しくなった。留置官はドアの前で立ち止まると、鉄格子で保護された細長い覗（のぞ）き窓から向こうを確認し、解錠してドアを開けた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:37{% tweet 1184991745265717250 %}
> 「調べ」とは取調べのことだ。第六居室のドアが外から開けられ、淳彦は鉄格子のドアの脇に置かれていた、「３７」と書かれた茶色いサンダルを履いた。留置官がドアを閉め、淳彦に手錠と腰縄をつけた。全身が鉛のように重たくなる感覚。手足は冷たくなっているのに、じっとり汗が出た。
「調べ」とは取調べのことだ。第六居室のドアが外から開けられ、淳彦は鉄格子のドアの脇に置かれていた、「３７」と書かれた茶色いサンダルを履いた。留置官がドアを閉め、淳彦に手錠と腰縄をつけた。全身が鉛のように重たくなる感覚。手足は冷たくなっているのに、じっとり汗が出た。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:37{% tweet 1184991687795335171 %}
> なるべく取調べの間にするようにしていたが、今日は我慢できないほど便意が高まったのでトイレを使った。 \n 排便後ほどなく、居室の前に留置官が現れ、立ち止まった。昨夜とは違う警官だが、同じように険しい目で淳彦を見据えた。 \n 「３７番、調べッ──！」
なるべく取調べの間にするようにしていたが、今日は我慢できないほど便意が高まったのでトイレを使った。
排便後ほどなく、居室の前に留置官が現れ、立ち止まった。昨夜とは違う警官だが、同じように険しい目で淳彦を見据えた。
「３７番、調べッ──！」
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:36{% tweet 1184991617607847936 %}
> 食事を終えるとぐるぐると腸が鳴った。同室の三人はすでに順番にトイレで排便をすませていた。スイングドアで隠れるのは一部で、顔は丸見えだ。学校のトイレでさまざまないじめ行為を受けたせいか、淳彦は自宅以外のトイレで排便するのが苦手だった。
食事を終えるとぐるぐると腸が鳴った。同室の三人はすでに順番にトイレで排便をすませていた。スイングドアで隠れるのは一部で、顔は丸見えだ。学校のトイレでさまざまないじめ行為を受けたせいか、淳彦は自宅以外のトイレで排便するのが苦手だった。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:36{% tweet 1184991441363202048 %}
> 取調べがないと暇だからかここにいる連中はおしゃべり好きだ。第六居室でも淳彦以外の三人は本来禁じられているのに名前で呼び合って、過去の悪事や女遊びを自慢したり、いかに自分たちの罪を軽くするか悪知恵を出し合ったりしている。
取調べがないと暇だからかここにいる連中はおしゃべり好きだ。第六居室でも淳彦以外の三人は本来禁じられているのに名前で呼び合って、過去の悪事や女遊びを自慢したり、いかに自分たちの罪を軽くするか悪知恵を出し合ったりしている。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:35{% tweet 1184991317874503680 %}
> 温かいのはインスタントの味噌汁（みそしる）と茶だけだ。どれもとんでもなく味が薄い。そのためか柔らかいボトルに入った醬油（しょうゆ）とソースが一セット、留置官によって各居室に回される。
温かいのはインスタントの味噌汁（みそしる）と茶だけだ。どれもとんでもなく味が薄い。そのためか柔らかいボトルに入った醬油（しょうゆ）とソースが一セット、留置官によって各居室に回される。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:35{% tweet 1184991268360687616 %}
> 狭い差し入れ口を通じて留置官から渡されたゴザをテーブル代わりに囲み、弁当を食べる。プラスチック容器に入った白飯とおかず──今朝は薄くてぱさぱさの白身魚のフライときんぴらごぼう、薄っぺらなピンク色の大根の漬物──は冷めきっている。
狭い差し入れ口を通じて留置官から渡されたゴザをテーブル代わりに囲み、弁当を食べる。プラスチック容器に入った白飯とおかず──今朝は薄くてぱさぱさの白身魚のフライときんぴらごぼう、薄っぺらなピンク色の大根の漬物──は冷めきっている。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:35{% tweet 1184991211817357313 %}
> 掃除が終わると五人ずつ洗面所で洗面させられ、朝食となる。
掃除が終わると五人ずつ洗面所で洗面させられ、朝食となる。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:34{% tweet 1184990950818402304 %}
> それで便器を拭くのだと教わっても信じられなかった。留置官に「早くしろ！」とせきたてられ、べそをかきながら掃除した。どうして無実の自分が犯罪者が使う小便臭い便器に素手で雑巾がけしなくてはいけないのだ？
それで便器を拭くのだと教わっても信じられなかった。留置官に「早くしろ！」とせきたてられ、べそをかきながら掃除した。どうして無実の自分が犯罪者が使う小便臭い便器に素手で雑巾がけしなくてはいけないのだ？
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:33{% tweet 1184990893519990784 %}
> それまでは交代でやっていたが、４０番が来てからは「お前の担当だよな？」の一言でトイレは淳彦が毎日やらされることになった。雑巾を渡されても最初はどうしていいかわからず途方に暮れた。
それまでは交代でやっていたが、４０番が来てからは「お前の担当だよな？」の一言でトイレは淳彦が毎日やらされることになった。雑巾を渡されても最初はどうしていいかわからず途方に暮れた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:33{% tweet 1184990804026068998 %}
> その後、居室ごとに扉が開けられ、淳彦以外の三人は、五人の留置官が見張るなか室内の布団を布団置き場へ運んで戻ってきた。 \n すべての居室の布団が戻されると、今度は掃除だ。留置官が掃除機、バケツと雑巾を部屋に入れる。
その後、居室ごとに扉が開けられ、淳彦以外の三人は、五人の留置官が見張るなか室内の布団を布団置き場へ運んで戻ってきた。
すべての居室の布団が戻されると、今度は掃除だ。留置官が掃除機、バケツと雑巾を部屋に入れる。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:33{% tweet 1184990681875406849 %}
> 他の三人が布団を畳み、空いたスペースに淳彦を含む四人が鉄格子に向かって横一列に座り、両手を前に出す。留置官たちが威嚇するようにガシャンガシャンと鉄格子を鳴らして施錠を確かめながら、各居室の点呼を行う。
他の三人が布団を畳み、空いたスペースに淳彦を含む四人が鉄格子に向かって横一列に座り、両手を前に出す。留置官たちが威嚇するようにガシャンガシャンと鉄格子を鳴らして施錠を確かめながら、各居室の点呼を行う。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:32{% tweet 1184990589751873536 %}
> 「起床──────ォオオオオ！」 \n 耳をつんざくような留置官の声で目を開く。蛍光灯の光。時間の感覚はないが朝の六時半だ。まともに眠れず横向きでもうろうとしていたが、もたもたしているとひどい目に遭う。起きようとすると体のふしぶしが悲鳴をあげた。
「起床──────ォオオオオ！」
耳をつんざくような留置官の声で目を開く。蛍光灯の光。時間の感覚はないが朝の六時半だ。まともに眠れず横向きでもうろうとしていたが、もたもたしているとひどい目に遭う。起きようとすると体のふしぶしが悲鳴をあげた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-18 09:32{% tweet 1184009958846631938 %}
> 天ぷら屋の屋台に、グルメ漫画のヴィランのような中年男が現れる。聞かれてもいない講釈を垂れる男は、屋台の唯一のメニューである天丼を注文し、さんざん文句をつけながら豪快に完食する。それを見ていた「俺」は……『ノスタル飯』第一話 後編→https://t.co/lLAceWY7UF
天ぷら屋の屋台に、グルメ漫画のヴィランのような中年男が現れる。聞かれてもいない講釈を垂れる男は、屋台の唯一のメニューである天丼を注文し、さんざん文句をつけながら豪快に完食する。それを見ていた「俺」は……『ノスタル飯』第一話 後編→https://t.co/lLAceWY7UF
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-15 16:35{% tweet 1184009031515435008 %}
> 馴染みのない街で安酒を飲んだ「俺」は、小さな古本屋へ入る。そこでふと、文豪永井荷風の『雨瀟瀟』という年代物の本を手にする。その夜「俺」は、本を読みながら寝落ちしてしまう。目が覚めるとそこは見知らぬ街角で、胡麻油の匂いにつられて進む… https://t.co/Qr3AW9Zi3y
馴染みのない街で安酒を飲んだ「俺」は、小さな古本屋へ入る。そこでふと、文豪永井荷風の『雨瀟瀟』という年代物の本を手にする。その夜「俺」は、本を読みながら寝落ちしてしまう。目が覚めるとそこは見知らぬ街角で、胡麻油の匂いにつられて進む… https://t.co/Qr3AW9Zi3y
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-15 16:32{% tweet 1184007081294057472 %}
> こんな小説も公開中。『ノスタル飯（めし）』人生でほぼ負けが確定した感じのおっさんが、昭和十年にタイムスリップしてB級グルメを食べ歩く話。「第一話「昭和十年 神田區(く)神保町の天丼」前編」売れない作家の「俺」は警備員バイトの昼食で… https://t.co/fXwaPeN3pz
こんな小説も公開中。『ノスタル飯（めし）』人生でほぼ負けが確定した感じのおっさんが、昭和十年にタイムスリップしてB級グルメを食べ歩く話。「第一話「昭和十年 神田區(く)神保町の天丼」前編」売れない作家の「俺」は警備員バイトの昼食で… https://t.co/fXwaPeN3pz
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-15 16:24{% tweet 1183966889396977665 %}
> 【好評連載中✨】 \n 新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️ \n ▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」 \n \n 便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️ \n \n 連載第１回からおたのしみいただけます📱 先週から衝撃の新章に突入👀… https://t.co/YznpS3d30v
【好評連載中✨】
新米弁護士が女子中学生死体遺棄事件の刑事裁判に挑む本格法廷サスペンス小説⚡️
▶︎▶︎ 里見蘭さん「漂白」
便利な〈目次〉はこちら💁🏻♀️
連載第１回からおたのしみいただけます📱 先週から衝撃の新章に突入👀… https://t.co/YznpS3d30v
— 小説丸＠小学館（shosetsumaru）2019-10-15 12:55{% tweet 1183962475172990976 %}
> 『漂白』第64回が公開されました。取調べのため留置場を出された増山を迎えに来たのは、増山が内心「ボス」と呼んでいるベテランの刑事で、増山にある「儀式」を強制します。代用監獄による人質司法の苛烈さを増山は骨身で思い知されるとともに、… https://t.co/KT1XFaxIfT
『漂白』第64回が公開されました。取調べのため留置場を出された増山を迎えに来たのは、増山が内心「ボス」と呼んでいるベテランの刑事で、増山にある「儀式」を強制します。代用監獄による人質司法の苛烈さを増山は骨身で思い知されるとともに、… https://t.co/KT1XFaxIfT
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-15 13:27{% tweet 1181706170228072448 %}
> 黙秘権は、刑事訴訟の基本的な構造に由来するだけでなく、「人間の尊厳」にも由来するものであって、憲法13条に基づく、個人の自己情報のコントロール権として、自律的主体である被疑者・被告人の自己決定権を保障することにあるとされているのである。『新時代の刑事弁護』浦功（成文堂）
黙秘権は、刑事訴訟の基本的な構造に由来するだけでなく、「人間の尊厳」にも由来するものであって、憲法13条に基づく、個人の自己情報のコントロール権として、自律的主体である被疑者・被告人の自己決定権を保障することにあるとされているのである。『新時代の刑事弁護』浦功（成文堂）
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 08:01{% tweet 1181705232033538048 %}
> 判決のなかで、検察庁としては納得し難い、つまり「都合が悪い」ものを「問題判決」と称する。 \n 最たるものは無罪判決だ。 \n また、殺人罪で起訴した事件が裁判所に殺意を否定されて傷害致死罪で裁かれるようなものを「認定落ち」といい、こちらも問題判決にあたる。『検事失格』市川寛（新潮文庫）
判決のなかで、検察庁としては納得し難い、つまり「都合が悪い」ものを「問題判決」と称する。
最たるものは無罪判決だ。
また、殺人罪で起訴した事件が裁判所に殺意を否定されて傷害致死罪で裁かれるようなものを「認定落ち」といい、こちらも問題判決にあたる。『検事失格』市川寛（新潮文庫）
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:57{% tweet 1181704228600872960 %}
> 大々的に報道された事件を不起訴にすると「なぜ不起訴になる事件の捜査をしたのか」と叩かれる。「捜査の結果、不起訴になったんだからよかったんじゃないか」と言いたいところだが、マスコミ、そして市民はそう解釈してくれない。『検事失格』市川寛（新潮文庫）
大々的に報道された事件を不起訴にすると「なぜ不起訴になる事件の捜査をしたのか」と叩かれる。「捜査の結果、不起訴になったんだからよかったんじゃないか」と言いたいところだが、マスコミ、そして市民はそう解釈してくれない。『検事失格』市川寛（新潮文庫）
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:53{% tweet 1181703866913439744 %}
> すなわち、検察官は、検察事務に関して、自ら国家意思を決定して表示する権限を有する独立の官庁であって、上司の手足として検察権を行使するのではない。検察官が「独任制官庁」といわれるゆえんはここにある。『検察講義案』（法曹会）
すなわち、検察官は、検察事務に関して、自ら国家意思を決定して表示する権限を有する独立の官庁であって、上司の手足として検察権を行使するのではない。検察官が「独任制官庁」といわれるゆえんはここにある。『検察講義案』（法曹会）
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:52{% tweet 1181703266947629056 %}
> 国家は、社会の秩序を維持する手段として刑罰権を持つが、これを行使すべきかどうかを国家機関である検察官の判断に委ねている。『検察講義案』（法曹会）
国家は、社会の秩序を維持する手段として刑罰権を持つが、これを行使すべきかどうかを国家機関である検察官の判断に委ねている。『検察講義案』（法曹会）
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:49{% tweet 1181701689037819905 %}
> 「公判部は記録の運び屋だ」という言葉さえまかり通っていた時代だ。公判は自白事件が多いので、公判検事は起訴検事が整えた記録をひたすら裁判所に持っていくだけの、いわば誰でもできる仕事をやっているという意味だ。『検事失格』市川寛（新潮文庫）
「公判部は記録の運び屋だ」という言葉さえまかり通っていた時代だ。公判は自白事件が多いので、公判検事は起訴検事が整えた記録をひたすら裁判所に持っていくだけの、いわば誰でもできる仕事をやっているという意味だ。『検事失格』市川寛（新潮文庫）
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:43{% tweet 1181695018429374467 %}
> 何で俺がこんな目に。 \n 拳を握りきつくまぶたを閉じ口をいっぱいに開き、淳彦は声にならない叫びをあげた。
何で俺がこんな目に。
拳を握りきつくまぶたを閉じ口をいっぱいに開き、淳彦は声にならない叫びをあげた。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:17{% tweet 1181694937739300864 %}
> またいつの間にか仰向けになっていびきをかいてしまうのではないか不安だが、この悪夢みたいな現実から少しでも逃れたかった。そう言えば確かさっき夢で母親の顔を見たような──はっとして息を止める。
またいつの間にか仰向けになっていびきをかいてしまうのではないか不安だが、この悪夢みたいな現実から少しでも逃れたかった。そう言えば確かさっき夢で母親の顔を見たような──はっとして息を止める。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:16{% tweet 1181694838338514944 %}
> スイングドアで仕切られただけのトイレに近い自分の場所で、淳彦は４０番に命じられたとおりうつ伏せになった。そのままだと顔がカーペットにこすれるので腕枕をする。最初の夜から自分のいびきがうるさいと同室者たちに責められた。さっきもこうして寝たはずだったが、敷布団も枕もないとキツい。
スイングドアで仕切られただけのトイレに近い自分の場所で、淳彦は４０番に命じられたとおりうつ伏せになった。そのままだと顔がカーペットにこすれるので腕枕をする。最初の夜から自分のいびきがうるさいと同室者たちに責められた。さっきもこうして寝たはずだったが、敷布団も枕もないとキツい。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:16{% tweet 1181694734122663936 %}
> もう一人の同室者は六十歳くらいに見える、がりがりに痩せ、体のあちこちにタトゥーが入った１５番。何度か刑務所にも入ったことがあり、覚醒剤所持でまたぶち込まれた。毎晩のむ睡眠薬が効いているのだろう、目を覚ます気配はない。
もう一人の同室者は六十歳くらいに見える、がりがりに痩せ、体のあちこちにタトゥーが入った１５番。何度か刑務所にも入ったことがあり、覚醒剤所持でまたぶち込まれた。毎晩のむ睡眠薬が効いているのだろう、目を覚ます気配はない。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:15{% tweet 1181694673506590720 %}
> だが、胸にマジックで「トメ」と書かれたつんつるてんのスエット──留置場で貸与される衣類は「トメ服」と呼ばれている──を着たままのこの男は淳彦より頭一つ高く、入浴の際に見た筋肉はテレビで観（み）るヘビー級のボクサーみたいだった。淳彦は視線を落とす。
だが、胸にマジックで「トメ」と書かれたつんつるてんのスエット──留置場で貸与される衣類は「トメ服」と呼ばれている──を着たままのこの男は淳彦より頭一つ高く、入浴の際に見た筋肉はテレビで観（み）るヘビー級のボクサーみたいだった。淳彦は視線を落とす。
— 弁護士小説『漂白』（satomiran2）2019-10-09 07:15
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