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"Title : 逮捕段階から弁護人を務める遠山大輔弁護士は「一読即解の、刑事裁判の原則にのっとった内容。証言も供述も検証可能な形で記録しておかないと証拠として通用しない」と取り調べの可視化を進めるよう
"Cats : 社会・世相・時代の参考情報,弁護士
"Tags : 弁護士,取り調べ、可視化、弁護団,会見
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検察側が上告した2012年12月以降、不安な思いや眠れない日があると吐露したこともあったというが、弁護団は「大丈夫」と励ました。最高裁決定までは時間がかかると見込んでいただけに、小坂井弁護士は「早いタイミングの決定は、上告が無理筋だったことを示している」と話し、「捜査の過程が透明化されていれば、誤った起訴や一審判決を招かなかった」と強調した。
最高裁決定は、一審京都地裁判決で有罪の決め手となった目撃証言の信用性を否定し、「秘密の暴露」とされた被告の供述は捜査員の示唆や誘導がもたらした可能性があるとした大阪高裁の判断を追認した。
逮捕段階から弁護人を務める遠山大輔弁護士は「一読即解の、刑事裁判の原則にのっとった内容。証言も供述も検証可能な形で記録しておかないと証拠として通用しない」と取り調べの可視化を進めるよう捜査機関に注文を付けた。事件では取り調べの録音録画を府警と京都地検に申し入れたが、かなわなかった。捜査員の誘導の可能性を裏付けたのは捜査員自身が作った取り調べメモだった。
「『ブラックボックス』は許さないという姿勢が、今回の決定で確認された」と遠山弁護士は語る。折しも、取り調べの可視化などを検討していた法制審議会特別部会が法制化の法務省最終案を了承したばかり。「可視化への過渡期の中で裁判所が出した象徴的なメッセージだ。今後のスタンダードになってほしい」と話した。
引用:無罪「的確な判断」 京都・舞鶴高1殺害で弁護団 : 京都新聞
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