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2014年4月28日月曜日

弁護側は被害者との示談で「実名を被告に知らせない」と約束。男が実名を知っ た時は、〈1〉被害者は家族ごと転居〈2〉転居費用を被告が負担――との条件

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検察側は起訴にあたり、行きずりの犯行で態様が悪質なことなどから、「2次被害の恐れがある」として匿名化を決めた。弁護側は被害者との示談で「実名を被告に知らせない」と約束。男が実名を知った時は、〈1〉被害者は家族ごと転居〈2〉転居費用を被告が負担――との条件も設けていた。

 事前協議で、検察側と弁護側は「被害者、被告双方の利益に合致する」として、裁判長に匿名による起訴を主張。検察側は3月20日付で再被害の可能性を訴える意見書を出したが、裁判長は実名記載を求め、「紙の提示」を提案したという。

 検察側から説明を受けた被害者側は嫌悪感を示しつつ、「(男が)処罰されるなら」と同意したという。

 弁護側は当初、公判で「実名は不要」と発言する予定だったが裁判長が認めず、検察側と協議し、「紙を見ない」ことにした。

 裁判は即日結審し、検察側は懲役2年を求刑した。

 水戸地裁管内での匿名起訴は2件目だった。

引用:「被害者匿名」裁判所が拒否…強制わいせつ公判 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)




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